おにくのおすし京都祇園店
おにくのおすし京都祇園店でディナーを食べにやってきました。
おにくのおすしとは分かりやすいネーミングのお店ですね(笑)
大西ビルの地下1階にお店があります。
ここのお店のウリは、提供するお肉がすべて松坂牛だという事。
関西方面のブランド牛といえば近江牛や神戸牛、但馬牛ですが、それに引けを全くとらない松坂牛。
食べる前から楽しみで仕方がありません。
お店の前にメニューがありましたが、見てもよくわかりません(笑)
なので『松坂牛しゃぶしゃぶコース(13.000円)』にしました。
よくわからん時は、コース料理を食べるのが無難やというのが持論です。
しゃぶしゃぶコースですから、まずはカセットコンロと鍋がセットされます。
まずは乾杯の飲み物を。
嫁はんはアサヒスーパードライ(700円)で、わしは知多ハイボール(1000円)。
知多はバーボンですが、癖がなくて呑みやすいのでわしは好きです。
まずは『先付』として「白センマイを使った手巻きずし」。
センマイに白ってあるんですね。
わしはセンマイはグロいので金を払ってまで食べないんですが、これは漂白してるんですかね?
上に乗っかってる黄色い卵は、数の子でしょうか。
センマイというのはコリコリした食感ですが、こいつは繊維が細く、ふわふわしているのでセンマイというよりも鯨のオバケみたいな食感で無味無臭ですね。
あっさりとしていて、白(内臓)を好まないわしでも、すんなり食べることができました。
『向付』として出されたレアステーキの刺身は「とんび」という部位を使用したもので、関西では「トウガラシ」というらしいです。
わしはあまり肉を好んで食べないので、どちらの名前も聞いたことがありません。
なんでも肩から腕にかかる部位で、1頭に2㎏しか取れない希少な部位だそうです。
肩の部位ですが、肉質はモモに似ているとの事ですが、なるほど。たしかに脂身が少なくて、とてもやわらかいです。
次は『おにくのおすし』です。
ちゃんと焼肉のように部位の名前が書かれています。
ローストビーフは「いちぼ」という部位を使用し、パスタによくかるめたりするパルミジャーノ・レジャーノを乗せていただきます。
さっぱりとした肉ですが、濃厚なパルミジャーノ・レジャーノが口の中に広がって肉の奥行きを深めてくれていますね。
こいつぁ、旨い!
そういえば昔、娘が小さい頃に苺の事を「いちぼ」って言ってたっけ・・・そんな娘も、もう気づけば社会人やもんなぁ~って、そんなことどうでもええか。
ロースの上にウニを乗せるという、これまた贅沢な一品。
ウニというのは個性的な味ですからね、ロースという脂身の多い部位とはいえ負けそうな感じがしますが、以外にお互いが主張し合わずにあっさりとした味わいで、口に入れるとロースの上品な脂がとろけて、こいつも絶品ですな。
リブ芯という部位を使用したもので、上にはわしの大好きな金箔が乗っていて、黒トリュフ塩で頂きます。
肉本来の旨みを味わおうとしたら、やはりわさびか、塩で頂くのが一番でしょう。
この部位もくどくなく、シャリもまた素材を殺すことなく、絶妙なにぎり加減です。
さて、お待ちかねのメイン、しゃぶしゃぶです。
お肉の部位は日替わりのようで、お品書きには「本日の松坂牛赤身肉」と「本日の松坂牛霜降り肉」と書いていました。
これは「本日の松坂牛霜降り肉」でハネシタという部位。
肩ロースの一部で、別名「ザブトン」と言われる希少部位。肩ロースの中で最もサシが入っている部分で、焼肉店では特上ロースとして出される肉です。
確かに赤身の部分よりも、脂の部分の方が多いですね。
そして「本日の松坂牛赤身肉」はランプです。
ランプはサーロインにつながる部位で、限りなくケツに近いところです。
あっさりとした脂と濃厚な赤身が楽しめる部位で比較的安価だそうですよ。
同じ部位を過去に同じ京都で食べたことがありましたが、あの時のランプ肉は噛んでも噛んでも噛み切れなくて飲み込めず、結局は紙ナプキンに捨てた記憶があります。
お野菜は京野菜を使用したもので、ベビーリーフと長ネギです。
写真に写っているのは1人前ですから、十分に野菜が採れますね。
肉をくぐらせる白濁の出汁は白みそを使用したもの。
直接聞いた訳ではないので何とも言えませんが、恐らく京都の白みそを使用していると思われます。
この出汁が良い味してるんだ、これが。
わしは基本的に肉はきっちり火を通さないと嫌なタイプなんですが、これだけきれいな色をした松坂牛ですからね。
今回ばかりは軽く出汁にくぐるだけで食べてみました。
うめぇ~~~脂が口の中で溶けていくんですが、全然くどくないし、脂に甘味があります。
ハネシタはもちろんの事、ランプも以前食べた肉とは比べ物になりません。
さすがは松坂牛。
さて、「〆のおにくのおすし」です。
左から「ひとくち牛鮮丼」、「霜降り」、「本日の赤身」です。
ひとくち牛鮮丼はご飯の上に牛フレークがたくさん乗っかっていて、そいつを黄身と一緒にかき混ぜて頂きます。
過去に万博公園で開催した「肉フェス」で牛フレークの丼を食べたっけ・・・あっさりとしていて、とても肉ごはんを食べている感じがしません。
こいつもパクパクいけますね。
ひとくち海鮮丼は赤身を使用していますが、部位はわかりません。
鉄火の軍艦巻を食べているような感じです。
臭みもなく、おいしく頂けました。
霜降り、これも部位はわかりませんが適度に刺しが入っていて、ネギと金山寺味噌を少し乗せてますね。
肉を金山寺味噌で食べたのは初めてですが、これはこれで旨い。
〆のデザートは「アールグレイアイス」。
これも自家製でしょうか・・・紅茶の芳香な香りと苦み、そしてミントの葉が口の中をさっぱりとしめてくれます。
いやぁ~、久しぶりに旨い飯を食わせてもらいました。
ごちさまです(*´∀`*)
おにくのおすし京都祇園店
〒605-0088
京都府京都市東山区西之町216-2大西ビルⅡ地下1階
℡:075-551-9299
営業時間:11:30~14:00/17:00~21:30
定休日:火曜日
おにくのおすし 京都祇園店 (寿司 / 祇園四条駅、三条駅、三条京阪駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0