篠山巡り・パート6『豆腐ドーナツ・豆乃屋~大手新丁の猪肉うどんとぼたん御膳』
篠山のメイン街道を歩いていると、たくさんの人が訪れていて賑わっています。
正直、この辺りはいつも人影をあまり見かけないので驚きました(失礼)。
黒大豆の時期ということもあるんですが、それ以外にも春日神社で祭が開催されていたようです。
この御輿は鉾山というらしく、宵宮と本宮を巡る鉾山が「三笠山」「剣鉾山」「猩々山」「諫鼓山」「蘇鉄山」「鏡山」「高砂山」「鳳凰山」「孔雀山」の9基あるようです。
京都祇園祭の山鉾を模して作られたもので、大きさは3分の1。
名前も逆さに呼んでるんですね。
なんか物々しいものが飾られています。
その横には歌舞伎で出てきそうな人形が飾られています。
「殿中、殿中でござる!」
「ええい、離してくだされ妙心殿。落ちぶれ果てても平手は武士ぢゃ!」
という三波春夫さんの歌を思い出しました(古いなぁ~)。
ここは「猩々山」に属するらしく、貞享4年9月にこの鉾が寄進されたようで当時は「小船山」と言われていたそうですが、3回ほど改造されたのち安政6年9月に現在の猩々山といわれるようになったそうです。
鉾の上には葉菊そしてその上に月と太陽が乗っかってます。
菊、月、太陽、猩々はいずれも長生きと悠久を象徴しているそうな。
この鉾は鉾山の上に取り付けて練り歩いていたようですが、明治以降道路に電線が張られるようになってからは取り外して飾っているようです。
豆乃屋という豆腐を扱ったお店があり、そこでは豆腐ドーナツが売られていたので食べてみることにしました。
揚げたてアツアツで旨いですよ、豆腐を使用しているだけあった甘さ控えめであっさりしてるし。
持ち帰って冷えた状態やとどんな味になるのか分かりませんが、少なくとも揚げたてで食べるドーナツは最高です。
1個120円です。
ちなみに豆乃屋さんではご飯も食べることができるみたいです。
ガイドさんとは一旦お別れをして、ランチを取ることにします。
案の定、どこのお店も長蛇の列ですんなり食べられるところがありません
そんな中でも比較的空いていてそうなこのお店に立ち寄ってみました。
丹波といえば黒豆ですが、それ以外にもありましたね『ぼたん鍋』が。
一度だけ猪肉を食べたことがあったんですが、嫁はんがミスってしまい固くて食べられなかった経験しかありません。
なので、ボタン鍋を食べようかと思ってたんですが予想以上に待ってた時間が長くて集合時間に間に合いそうにもないので断念することに。
ぼたん鍋にしなくても、猪肉を使った御膳がたくさんあるのでこちらを食べることにしましょう。
ぼたん鍋御膳、2.880円。
麦ごはん、とろろ、ごま豆腐、黒豆、茶碗蒸し、わらび餅が付いてます。
天然ものを使用した、ぼたん鍋。
こいつをとき卵で頂くのですが、割り下ではなく赤みそ。
濃厚すぎるので、汁を飲むことはできません。
猪肉は煮込めば煮込むほどやわらかくなると聞いたのですが、食べてみると・・・そうでもないかな?
肉自体に臭みも癖もなく食べやすいのですが、身は固い。
味は・・・まぁまぁ。
次も食べるかと聞かれると・・・少なくとも身銭をきって食べないな、たぶん。
あと、とろろごはんといえば麦ごはんを使用した麦とろご飯が一般的ですが、白ご飯も選択できるようにしてほしいですね。
栄養価が高いとはいえ、何が悲しくてこの時代に麦やひえ、あわを食わなあかんねんって思ってしまうんですよ。
考えが古いとはわかっていますが、やはり日本人は米ですよ。
三代目豆乃屋
〒669-2331
兵庫県篠山市二階町41
℡:079-554-2200
営業時間:11:00~17:00
定休日:水曜日(祝日の場合は翌日)
大手新丁
〒669-2331
兵庫県篠山市二階町71
℡:079-554-2777
営業時間:11:00~15:00/17:30~22:00
定休日:無休