世の中に

 

正義を語る人は

 

大勢いる。

 

 

 

でも、

 

戦争は

 

無くならない。

 

 

 

わたしが、

 

キリスト教徒でもないのに、

 

マザーテレサを尊敬している理由。
 

それは、

 

彼女が

 

口(くち)ではなく

 

行動の

 

人だったからです。
 

 


リアルな現実と向き合い、

 

最後まで、

 

あきらめず、

 

行動をやめなかった人だったからです。

 






 


ある日のコト。

 

 

ローマ教皇パウロ6世が、

 

マザーテレサのいるインドを訪れ、

 

帰国する時。

 

 

ローマ法王は、

 

自身の儀礼用に使っていた、

 

純白の車、リンカーン・コンチネンタルを


マザーテレサに深く感銘を受け

 

贈呈することにしました。

 

 

 


マザーテレサは、

 

このとき、


ハンセン病で苦しんでいる患者のために施設を作ろうと考えていました。



 

そして、

 

マザーテレサは、

 

クリスチャンとしては、

 

失礼な行動に出ます。

 

なんと、

 

ローマ教皇から頂いた車を売って、

 

建設費用を捻出しようと考えたのです。

 


しかし、


 

ただ車を売っただけでは、

 

施設を作る費用には、

 

ぜんぜん足りませんでした。

 

 

 

そこで!

 

マザーは、もらった車を賞品に、宝くじを実施し、

 


さらに、お金を増やそうと考えます。

 

 

”寄付金3000円以上に付き、宝くじ1枚贈呈。”

 

 

”5000枚売れば。。。

 

あっという間に施設を作る費用の1500万円が集まる。”



 

さっそくマザーは、


 

地元の知事に話を持ちかけます。

 

 

 

 

知事は、喜んで賛成し、

 

 

ひとこと♪


 


”マザー、

 

その宝くじ、

 

わたしも

 

一枚、買わせてもらうよ。

 


わたしが当たったら、

 

もう一回、

 

マザーに車を寄付するよ。

 

そうすれば、

 

もう一回宝くじが出来る!”


 


残念ながら知事に車は当たりませんでした。

 

 

 

しかし、

 

マザーの、

 

この宝くじ大作戦は、見事に成功しました。

 


 

マザーの目論見どおり、


ローマ教皇の車を、

 

宝くじの賞品にして、


ハンセン病患者患者の施設を作ってしまったのでした。



 

 

 

マザーテレサは、

 

日ごろ、

 

まったくお金を持っておりません。


 

 

そんな

 

ある日、

 

突然

 

大問題が発生し、

 

どうしても目的地まで急いで飛行機に乗って行かなければならなくなったことがありました。


 

マザーは。。。

 

航空会社に電話をします。


 

 

” もしもし、マザーテレサです。 ”



 

 

そして、


電話オペレーターに向かって、こう言ったそうです。

 

 

”あいにく、私はお金を持ち合わせておりません。

 

 目的地に着くまでの間、スチュワーデスになって働きますので、

 

どうか飛行機にのせていただけませんでしょうか。”

 


航空会社の人も。。。さすがに困った。


 

世界中から畏敬の念を抱かれているマザーテレサを働かすわけには。。。


ご高齢のマザーテレサを、こき使うなどと。。。


 

 

マザーは、

 

それ以来、国内航空運賃が無料になったそうです。


 

 

また、


マザーは、ぼうっ~と 飛行機に乗っていたりはしませんでした。

 

あまって残った機内食や、

 

フライトキャンセルにより


ロスの出た食べ物を、

 

航空会社と交渉して、施設に払い下げてもらうことにしました。

 

 

 


マザーは、

 

自身の置かれた

 

きびしい現実に対して、

 

国や政府に、

 

むやみに援助を期待するようなことはしませんでした。


 

”自立自助”の人だったのです。




 

そしてマザーの力は。。。

 

国と、国とを動かすこともありました。

 


それは。。。

 

いま現在も続く、

 

泥沼のパレスチナ問題にも。。。


 


1982年のことでした。

 

 

マザー・テレサは


イスラエルとパレスティナの高官にかけあって武力衝突を一時休止させます。


 

”もしもし、マザーテレサです。”


 

政治家や、軍人にも、何も出来なかった最悪の武力衝突にたいして、

 


マザーは、

 

戦火の中で身動きのとれなくなっていた

 

ベイルートの病院の患者たちを全員救出してしまったのでした。

 

 


 

 

中国の孔子は、

 

こんなコトバを残している。

 


賢者とは

 


”行動”が先で、

 

”口”が

 

後にくる人のことを言います。