初めまして
次期部長です。やりいかとでも名乗っておきます。
今回は先日の吾妻祭に出展した作品を紹介します。
戦艦長門(フジミ1/700帝国海軍シリーズ8)です。やりいかお気に入りの戦艦です。
といってもただ組み立てただけではなく、沈没70年ということで現在の状態を再現してジオラマ化しました。
まず沈没直前の状態をおおまかに再現します。主な加工は煙突・マストの切り落とし、副砲の撤去、機銃台座・小物の追加、空襲による損傷など大幅に手を加える必要がありました。
サーフェイサーを吹き、海底での状態を再現して紙粘土で固定します。
YouTubeのダイビング動画などを参考にしました。長門は原爆実験の行われたビキニ環礁の海底50mに160°くらいの角度で沈んでいます。損傷は艦尾の破断、艦橋・マストの曲り、艦首の穴(浸水時の応急処置?)などが見られました。
次に紙粘土で海底を形成しますが、ヒケで地割れと板の反りが発生してしまいました。
地割れは後で修正しましたが反りは修正しきれませんでした...
ビキニ環礁の海底はサンゴの砂なのでタミヤのXF-2フラットホワイトを塗ります。
この後トミーテックの砂利B2を水溶き木工ボンドで付着させました。
船体の影や歪んでいる部分の影をタミヤXF-1フラットブラックや調合した灰色で表現します。(黒線の歪み部分は塗装前にパテ盛りしています。)
次に下地の赤錆をタミヤXF-7フラットレッドをラップ塗装で塗りました。
赤錆の上にサンゴなどの付着物の下地を塗装します。色はタミヤXF-71コックピット色(日本海軍)とフラットホワイトを1:2で混ぜた色をラップ塗装で塗りました。乾いたら影の調整もしました。
水溶き木工ボンドを船体と散乱している小物に吹きかけてジオラマ用のパウダーを土、草の順で振りかけます。周りの海底にも少量振りかけました。これでぐっと雰囲気が出ました。海底にボンドで接着して完成です。二枚目は破断箇所の様子です。プラ板で階層を作り、破壊表現を施しています。けっこう自信ありの箇所です。( ̄▽ ̄)
吾妻祭一日目はこの状態で出展しました。
二日目は海底を表現する箱をかぶせてみました。(当日の夜中に完成したとは言えない)。まず透明塩ビ板にタミヤX-23クリヤーブルーをエアブラシで吹きかけて天板を作り、透明塩ビ板で囲んで箱を作ります。その上にクリアーブルーで波の模様を描いたラップを乗せてライトで照らせば海底の表現の完成です。
吾妻祭では多くのお客さんに関心を持っていただけましたが、やりいかとしては急ぎで作ったので物足りないところがあります。来年の吾妻祭では改良して再度展示をしたいです(主に箱メイン)。
全行程を載せたのでやたらと長くなってしまいましたね。
初めての投稿でしたが次からはうまくまとめられるようにします
以上、やりいかでした!