この4連休を利用して、但馬地方に一泊二日でドライブに行ってきました。

今回の宿はかつて吉永小百合さん主演でテレビドラマになった夢千代物語の舞台、湯村温泉。

思った以上に観光客も少なく、それでいてどこか情緒深い町並み。気持ちが落ち着きます。


そして、湯村温泉と言えばこれ。



そう荒湯、荒湯は848年に慈覚大師によって発見された湯村温泉の源泉で、98度の熱湯が毎分470リットルも湧出しています。荒湯ではその高温の湯壺を使って卵や野菜、芋をゆでる事ができます。私たちも、荒湯温泉玉子を作ってみました。

待つこと10分...


すげー、できてるわ。川沿いの足湯もよかったです。

夜は宿でゆっくりさせてもらいました。4連休ではありましたが、宿は全然密じゃありません。温泉もほぼ貸し切り状態でした。料理も地元の但馬牛とお刺身に舌鼓をうち大満足。

湯村温泉で一泊した翌日は、香住地方をドライブ。途中、これまでなかなか来たくてもこれなかった余部鉄橋へ。


旧余部鉄橋は、明治45年1月に完成した東洋随一の鋼トレッスル橋で、日本の橋梁として、当地域だけてなく、多方面から多くの人々が訪れる観光名所として親しまれてきました。しかし、昭和61年12月の列車転落事故を契機に架け替えに向けた取り組みが行れ、平成22年8月に現在の余部橋梁が完成しました。

その余部橋梁近くには現在、道の駅が併設され、余部クリスタルタワーという展望台が設置されています。その展望台から、新旧の余部鉄橋を見学することができます。



少し曇りぎみでしたが、よい眺め。廃線の上も実際に歩くことができます。今回ラッキーなことに実際の電車も目撃することができました。


余部橋梁の後はしばし下道をドライブ、途中コウノトリの郷でコウノトリを見学。


その後9号線を通って福知山へ向かいました。

福知山も明智光秀ゆかりの地、福知山城近くの歴史館を見学した後、明智光秀が福知山で施した治水事業の後、明智藪とその明智光秀を祀る御霊神社を訪れました。







丹波地方による光秀はもはや神。それは福知山も例外ではなく、光秀は福知山城を始めその城下に城下町を整備しました。また光秀はこの福知山でも善政を敷き、地子銭(税)を免除したばかりか、町の発展のため治水対策を施しました。そのシンボルとなっているのが、今回の明智藪。
 
 明智藪は、音無瀬橋の少し上流にある雑木林。丹波平定後、福知山城を築いた光秀が整備したと伝わる堤防で、かつては長さ約500メートルほどあったと言われています。現在は、1952年以降の堤防改修で、北端のみが残っており、その名残を堤防後を見学できます。

そして、丹波地方で明智光秀は神扱いと言いましたが、この福知山でもそれは例外ではありません。何とこの福知山では、光秀は本当に神として祀られています。

これは丹波地域全体に言えることですが、今の丹波地域の町原型のほとんどは明智光秀が築いたといっても過言ではありません。それをこの福知山の地でも十分感じとることができました。

今回、急な一泊二日のドライブ旅行でしたが、充実した旅となりました。