現在2試合で9失点、3連敗中のファジ。そんな中で迎えた今節は、ガンバ大阪とのアウェイゲーム。


舞台はパナソニックスタジアム吹田。ここで何を見せられるか。今節も私はそんなファジを見届けるべく、アウェイの地、吹田へ。


正直な所、この一戦は、単なる一試合ではないと思っていました。守備をどう立て直すのか、そして、崩れかけた空気を、どう持ち直すのか。ファジアーノというチームの真価が問われる、そんな試合になるんではないか、そう思っていた私です。


実際、ディフェンスリーダーの田上選手などは試合前に「戦術はもちろん大事なんですけど、次の試合で大事なのはそこじゃない。相手より勝ちたいか。相手より走るか。そういうところだと思います。」という言葉を残しており、選手にとってもこの一戦は大事なゲームとなることを公言していました。


本当にその通りだと思いましたね。今のファジに必要なのは、整理された戦術論の前に、もう一度原点に立ち返ることではないか、私も何となくそう感じていた次第です。

今節対戦するガンバとは、2月にホームで対戦。その時は1-2で敗れているファジ。


今節を迎えるにあたり、現在ガンバはACL2との連戦の真っ最中。試合間隔だけ見れば、こちらが有利にも思えます。しかし、このリーグではそんな単純な話ではありません。


選手層が厚く、試合運びを知っている格上の相手に対して、少し条件がよいくらいでは簡単にひっくり返せないのが、このJ1というリーグ。それは昨シーズンも、この100年構想リーグでも、嫌というほど思い知らされてきました。


だからこそ、こちらも緊張感を持って臨む必要があるってもんです。


当日、スタジアムに到着すると、周辺は、すでに多くのサポーターで賑わっていました。









そして、約1年ぶりとなるこの美しいパナスタのピッチ。



いやー、いいですね。昨年も感じましたが、スタンドの段差はなかなかのものです。少し怖さを覚えるほど急で、その分、試合への没入感も深く、屋根による声の反響も印象的なスタジアムです。


この場所には、悪いイメージは正直ありません。なぜなら昨年はここでガンバ相手に3-0。シーズンダブルを決めた地でもあるからです。それだけに、この試合で連敗を止め、自分たちのスタイルを取り戻したいところです。


そして、そんな苦しい状況のチームを後押ししようと、本日のアウェイゲームを多くのファジサポがここ吹田に集結。


アウェイでの決起集会、サポーターも気合い入りまくりです。






新しい応援チャントもお披露目



そして、レナート・モーザー選手の新チャントもお披露目されました。 



なかなかセンスいいですね。

さあ本日の試合、これからゴールデンウィークの連戦も控える中、何とか流れを変えるきっかけが欲しいところです。


そんな本日のゲームのスタメンはこちらとなりました。



この日のスタメンでは、ブラウンノア賢信選手が左ウイングバックで初先発。そしてベンチには、西川選手とレオガウショ選手が初めて名を連ねました。新しい風が、少しずつチームに入り始めている、それがどう作用するかにも注目したいところです。


そんな中での今日のガンバ戦、何とかチームとしての意地を見せて欲しい所。



おなじみの桃太郎チャントを披露し、いよいよ試合開始となりました。









試合は、序盤から動きました。前半5分、ファジ小倉選手の左CKを木村選手がフリック、これがガンバ、ヒュメット選手をかすめて、ボールはそのままゴールへ吸い込まれ、ファジは先制に成功します(木村選手は3試合連続の得点に)。


苦しい流れの中で大きな先制。幸先いいです。


しかし、さすがのガンバ、そう簡単にはいきません。前半26分、ガンバもセットプレーから同点に。ACL2準決勝の疲労が残る中でも、しっかり追いついてくるあたりはさすがの展開。


そして後半、宇佐美選手が入ると空気が変わり、その数分後にさっそくジェバリ選手のゴールを生み出す起点となり、逆転ゴールを演出。ファジは後半1点を追いかける展開となります。

それでも、今日のファジはここから食らいつきます。後半27分、大森選手のロングフィードをポポ選手がしぶとく左をえぐり、そこからのクロス。そこに走り込んでいた江坂選手がダイビングヘッドで、そのボールを押し込んで2-2の同点に。


簡単に折れない、苦しくても前に出る今日のファジ。しかし、その後もガンバに押し込まれる時間は続きます。


終始守備に追われる展開でしたが、チーム全員で耐え、90分を2-2で終えたファジ。


そして、この後勝負の行方はPK戦へ





5人しっかり決めたガンバに対し、ファジは2人目のキッカー田上選手が失敗。結果的にこれが響き、PK戦は5-3で敗れる結果となってしまいました。



いやー、悔しいですね。ガンバこれで中3日とかエグいです。終始ゲームを支配するなど、改めて本当にタフなチームだなと思いました。


そして、ファジもPKで負けはしましたが、京都サンガ戦のように崩れきらなかったことは、一つの前進ではあると思います。2失点はしましたが、勝負を諦めず、最後ガンバ相手にもカウンターであわやというところまでもっていきましたからね。試合中に足をつる選手が複数人出るなど、チームの気迫が伝わってきた、そんなゲームだったと思います。


しかし、同時に課題もはっきりした一戦でした。ここ3試合で11失点、これはやはり重く受け止めないといけません。相手に主導権を渡し続け展開はこれまで見てきたファジの典型的な負けパターンですからね。劣勢からPKまでも連れ込ませるなど、意地は見せたものの、内容だけで見れば、ガンバに押し込まれ続けた試合だったのも事実です。


結果的に、これでファジは4連敗、3試合で11失点という結果に...。この結果だけ見れば、かなり苦しい内容と言えるのかもしれません。


それでも、この試合には明るい材料もありました。

まず、ブラウンノア賢信選手。攻守に走り回り、ここまで満足な出場時間がなかった鬱憤を晴らすようなプレーを見せてくれました。持ち前の縦への推進力はもちろん、守備でも役割を果たしていた印象がありました。この一戦で、確かな爪痕を残したんじゃないでしょうか。


そして西川選手、後半からついにファジデビュー。左シャドーで江坂選手と並んでプレーし、終了間際には決定機もありました。正直、あれは決めてほしかったところですが、それでも出てきていきなりゴールに迫るあたりに、やはり才能を感じました。試合勘はまだまだのようですが、ここからのフィット次第で、チームの景色を変えられる選手になって欲しいと思いましたね。


結局レオガウショ選手はこの試合は出番なし。でも、これから先、必要になる場面は必ず来るのは間違いないと思います。こちらも次戦に期待ですね。


そして、何より今日の試合はポポ選手ですよ。後半の同点ゴールを演出したあのプレー。カウンターからボールを運び、最後までやりきってクロスを上げ、同点ゴールをアシスト。、結果を出したい、チームを助けたい、その気持ちがプレーににじんでいたプレーだったように思います。今後ますます激しくなる前線争いの中で、確かなアピールになったのではないでしょうか。


試合後。選手たちが挨拶に。京都サンガ戦の惨敗後もそうでしたが、ファジアーノのサポーターはブーイングをしません。


もちろん、悔しい。それでも、選手をさらに突き放すようなことはしない。それがファジサポの流儀なんですよね。


この日もそうでした。逆にスタンドから起きたのは、選手を励ますチャント。そのチャントを、神妙な面持ちで聞く選手たちの姿が印象に残りました。





勝てない、苦しい、でも、それでも背中を押す。苦しいときこそ、俺たちがいる。それがファジのサポーターなんだと、改めて思いました。


正直この100年構想リーグ、下位に沈む現実も、失点の多さも、目を背けられないのは事実。でも、ここで折れてしまえば終わり。


攻撃面の向上、守備の整理、プレスの再構築、メンタルの立て直し。新戦力の融合など、やることはたくさんあり、どれも一朝一夕ではいかないのは分かっています。だからこそ、選手も我々サポーターも前を向いてやるしかないんですよね。


苦しいときに何をするか、負けた後にどう立ち上がるか。そこに、そのチームの本当の価値が出るんだと思います。


ここから連休中の連戦が始まります。私自身も29日は名古屋の瑞穂に遠征予定です。


今はただ選手を信じて応援するのみ。


ココロヒトツニ

巻き返しは、ここから

信じて応援しましょう!

頑張れ、ファジアーノ!!