「自分が正しい=相手が間違い」のその先には、不幸が待っていることがわかるだろう。
それがわかった人は、自分が自罰、他罰の道を進むのは避けたい、と思うだろう。
そして、他者が自罰、他罰の道を進むのも避けられることを望むのではないだろうか。
その先には、不幸しかないと、自分にははっきりと見えているのだから。
あるドキュメンタリー映画によって、レミングスが集団自殺をすると、多くの人が信じたことがあるが、この映像が実はヤラセだったとわかっている。
多くの人が「学ぶ→信じる」だから、デマを丸々盲信しちゃうわけだ。
そして人間は、「学ぶ→信じる」から自罰、他罰になり、自殺か、おろかでみじめなジョーカーになる。
「学ぶ→信じる」が、人を不幸のどん底へと突き落とす。
レミングスでさえしない集団自殺を、人間は、「盲信から集団不幸へと飛び込でいる」時代だ。
仲間が、集団不幸に飛び込んでいる時代だとわかったら、僕たちはきっと、それを何とかしたいと思うのではないだろうか。