自分が盲信しているもののウソから目覚めるとき、より簡単なもの、より支配力の弱いものからはじまり、より支配力の強いものへと進む。





 

支配力の強いものの虚偽を見抜こうとすると、この支配に歯向かうことで起こる恐怖におそわれる場合が多い。




 

いまでは、これを比較的容易に解消する方法(パーツアプローチだ。それでも難しく感じる人は多いが)が見つかっているが、当時はこれを「感情解放」(感情をそのままにする。自分の中にある感情を意識化する方法→無視しているから苦しい→無視から意識化へ)で届けていた。





 

だけど、過去の抑圧した感情を感じることは、多くの人に恐怖を引き起こした。





 

この恐怖から多くの人は、感情解放を避けた。





 

多くの人は、感情解放を避ける目的で「思考観察をしているから」といって、この問題を先送りした。





 

だけど、この先送りも、まったく悪いことではない。





 

向き合うタイミングは、人それぞれだからだ。