宝珠山句碑
高橋付近
山桜散り来る橋のなつかしき
中堂付近
閑さや岩にしみ入蝉の声
左羽に夕日受けつつ時鳥
楽書は笹の葉にある清水哉
花咲かぬ草木から風薫りけり
村社境内
*銀杏の根床机斜に茶屋涼し
姥堂下
*眼の前の岩に虹立つ涼しさよ
埋み残すものあり雪の朝煙り
*冬の月や御坂下り来る靴の音
姥堂境内
吹く風のひそかに寒し梅の花
流れから風のあかるや夏座敷
身にしむや巌に答ふる鐘の声
御手懸石下
三界の誠を照らす高燈籠
澄む空に澄む山寺や今朝の秋
霊窟や慈雨にうるおう苔の花
千年の杉黒うして鐘氷る
岩撫でて来る風涼し釈迦峰
山寺の麓に聞くやほととぎす
月を吐く雲からさっと時雨哉
霞む野や人いくむれもいくむれも
*山寺やなき親思ふ暮れの鐘
御手懸石上
霊窟や三会をここに忍草
*山寺や幾代替らぬ法の花
山寺や鳥鳴く声も法華経
山寺や巌にそめし秋の色
四寸道
*行秋や荒れて田畑のただ広し
蝉 塚
閑さや岩にしみ入蝉の声
楽しみも身のほどほどの花見哉
花見ては花に忘るる其の日哉
雨雲のちぎれて涼し暮れの山
御休石
月花に寿く色や松の花
又もとの土に戻れる落ち葉哉
御休石上
*眼の欲に日はまた髙し花の山
待ったぞや其音信をほととぎす
石橋に志のの座すへて牡丹哉
三国に御法かがやく燈篭哉
弥陀洞
澄む秋や旅に汚れし気乍らも
開山堂
*団扇あてて丸さくらべつ夏の月
惣持院跡
法の灯や障子の外は秋の風
行秋や雲見て居れば鐘の鳴る
松風や法のみ山の片時雨






















