なぜか、間もなく北京オリンピックが開催されるようだ。

ここでは、BBCが去年の東京オリンピックの時に垂れ流した悪意のある日本ヘイトの記事を見返し、北京オリンピックでBBCは同じ観点の問題点を報道するのかをウオッチ。そして、どれほど日本ヘイトに偏重しているかを確認していく。

 

結論を先に書いておこう。論点は、気候についてだ。

 

東京オリンピックではオリンピック史上最高に暑く運動するような環境ではないと、おどろおどろしく報道したBBC。当時このblogでも本当に比類なき暑さだったのか、検証している。

東京オリンピック前後のBBC Newsの動向と日本の暑さ、そしてVJ-Dayがやってくる。 | イギリス BBC News の反日活動を検討する ~ウソ・ヘイトを見逃すな~ (ameblo.jp)

 

であれば、北京オリンピックでは、

 

・北京は雪が降らないのに冬季オリンピックすることの矛盾

・人工的にロケットを使って雪を降らせる環境破壊

(どれほどBBCが騒ぐ二酸化炭素がでることか。いままでなら、グレタちゃんをだしてきて、子供のどうでもいいよう話をさも意味ありげに伝えるくせに、今回は引き合いに出してこない。)

 

をおどろおどろしくしく伝えなければならない。

 

それ以前の問題として、オリンピック憲章違反だからIOCはオリンピックを北京で開催するなと反対運動をすべきであるのだけどね。

なぜか、今のところ淡々と開催準備の事実しか伝えていない。このダブルスタンダード、BBCはイギリスの恥となってないだろうか?

 

1.オリンピック憲章違反

 

(1)オリンピック憲章は定款

オリンピック憲章の話が出たので、オリンピック憲章は何かを先にみていこう。

 

国際オリンピック委員会(IOC)はオリンピック憲章olympiccharter2020.pdf (joc.or.jp)というのを導入している。

曰く

a)     オリンピック憲章は、 憲法的な性格を持つ基本的な法律文書として、 オリンピズムの根本原則とその根源的な価値を定め、 想起させる。
b)     オリンピック憲章はまた、 国際オリンピック委員会の定款である。
c)     オリンピック憲章はさらに、 オリンピック ・ ムーブメントの主要 3 構成要素である、 国際オリンピック委員会、 国際競技連盟、 国内オリンピック委員会と、 オリンピック競技大会の組織委員会の主な権利と義務を規定する。 これらの組織はオリンピック憲章を遵守する義務がある

(Introduction to the Olympic Charterより)

 

オリンピック憲章は国際オリンピック委員会の定款らしい。「定款」の意味は、

 

法人の目的・組織・活動・構成員・業務執行などについての基本規約・基本規則そのもの(実質的意義の定款)、およびその内容を紙や電子媒体に記録したもの(形式的意義の定款)のこと。(wikiより。広辞苑でも似た定義が書いてある。)

 

つまり、規則ということ。で、その規則を守る義務があると自ら定めている。

 

(2)オリンピズムの根本原則(Fundamental Principles of Olympism)

 

憲章はさらに続けて、根本原則を定めている。

その中で目を引くのが2番目と4番目の原則だ。


2. オリンピズムの目的は、 人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである。

4.スポーツをすることは人権の 1 つである。 すべての個人はいかなる種類の差別も受けることなく、オリンピック精神に基づき、スポーツをする機会を与えられなければならない。 オリンピック精神においては友情、 連帯、 フェアプレーの精神とともに相互理解が求められる。

 

あれ・・・北京オリンピックってやはり憲章違反じゃん。IOCも中国オリンピック委員会も違反してるよ。

 

2.日本の夏、BBCの夏

それでは、本題に入っていこう。

Tokyo 2020: Olympic athletes struggle with heat at Games - BBC News

これか、BBC極東チームがどうしてもディスカウントジャパンをしたくて、どうにか集めたネタだ。

 

命を張って頑張ったアスリートの疲労困憊した雄姿・・・ではなく、何か不本意な拷問にあった被害者に見えないだろう?

次回No.2で、詳細な報道内容を見ていこうと思う。

 

つづく・・・