最後の更新から3か月以上経ってしまった。なんとかまたブログを書く時間を確保したいと思う。
その間のBBCの動きについて簡単にまとめてみた。
1.オリンピック前
基本的に日本の世論調査やPCR陽性者数(なぜか世間では「感染者」と呼んでいるが)の数値を伝えるのがメインで「静観」に近かった。おとなしいのが、少し気持ち悪いくらいだった。
だが、BBC極東チームだけは違った。どうにかして、ディスカウントジャパンをしたくてウズウズしているのがよくわかる。例えば、6月12日の大井真理子女史のこの記事。
一見その通りと思う記事に、「日本は教育によって極端(二極化)になる」という極端な意見を一生懸命集める。彼女は一般の人よりもはるかに世界を全般を知っていると思うのだが、その知識を基にしても、二極化は日本だけの現象でかつ教育が原因だというのか?
まあ、彼女自身が極端に歪んだ意見を持っているが、それは日本の教育に因っていると信じているのかもしれない。
システムの問題と記事で言うが、そんな単純化すべき話ではなく、教育者自体の問題とその根底には自国史を正しく教えない問題と…この記事は後日個別にとりあげよう。
このようにチョイチョイと変な内容を織り込みながらも、今までよりもかなりディスカウントジャパンを我慢した感のあるBBC Newsなのであった。
2.オリンピック期間中
当然ながら、自国(英国)の選手の活躍がメインだった。
ツイッターでは、ガンダムをトランスフォーマーと言ってみたり・・・
だが、レスでこんなこと(BBCは間違いを訂正しない)言われたり・・・
こんな感じで、しっかりオリンピックをネタに盛り上がっていた。
しかし、大井真理子女史はディスカウントジャパンをどうしてもやりたい。
そのためには誰も否定できないネタがいる。それが「暑さ」だ。
Tokyo 2020: Olympic athletes struggle with heat at Games - BBC News
これの内容は別のブログにするが、いつもの彼女のパターンで一見正しく見えるが切り取りでどうにかしてのディスカウントジャパン。そこまでしたいのかな・・・
暑さだけで言うと、2004年のアテネオリンピックと変わらない暑さだったことを知っているだろうか。
これがアテネの当時の最高気温。空港の気温だが、まあ実際こんなものだろう。
アテネより少し高いが似たようなもの。え?少しではない?実際は気温より湿度の方が問題だけどね。
このアテネオリンピックの時の状況は無視して、最高に暑くて死にそうな映像ばかり集めている。他人の不幸で盛り上がる大井女史であった。
だが、暑さ対策については、大井女史でなくても文句言いたい。
誘致の時からどんな対策するつもりだったのか良くわからない。
今年の夏は運よく涼しい方だったが、最高気温が更に5度高くてもおかしくなかった。
暑さに対してどう対処するつもりなのか誘致時から興味深かったが、結果的にJOCの暑さ対策は神頼みだったのだろう。そうにしか見えない。
祈りが通じたのか神様が本当に味方してくれるのだからスゴイと思う。台風もみんな東京を避けて行ってくれたし・・・
しかし、だ。
8月に開催でも誘致するアホ(JOC筆頭に直接的な利害関係者)。誘致時期に盛り上げてたアホ(マスゴミ)。それに乗っかるアホ(国民)。
どう考えても、このアホ三拍子はアホ認定の否定はできないよ。
2020年の武漢ウィルス蔓延後は「死んでもオリンピック開催しろ!」と言い続けた私だが、誘致自体には反対だった。でも、誘致したからには東京都民は死んでもまだ残っているパラリンピックも成功させる義務がある。
今回のオリンピックで都の財政が悪くなれば、都民税を上げればいい。
国は地方税法を早急に改正して、地方自治体が決められる税率の変動範囲を広げるべきだ。(都民税だけ上げで、他の道府県民に負担させるなよ)
3.オリンピック後
東京オリンピックが終わると次に来るのが終戦記念日だ。
そう、VE-DayやVJ-Day。
自分(英国)たちの非道はムシで、「日本=悪」という単純な構図。
とは言え、昨年のBBCの記事は弱含みであった。
BBCによるVJ-Day記事の総括とAP通信にみる日本人記者による反日報道 | イギリス BBC News の反日活動を検討する ~ウソ・ヘイトを見逃すな~ (ameblo.jp)
そして、今年は?・・・なんと、BBC NewsではVJ-Day関連を記事として(多分)取り上げていない。
過去にも記事がない年はあったので今年だけが特別ではないが、良い傾向である。
日本国内にいると「終戦記念日」というだけだが、
欧米では、直接勝っていない国も含め「VJ-Day(Victory over Japan Day)」と言うし、中国韓国も似たようなことをしている。
しかし、改めて冷静に歴史を見直せば、第一次世界大戦後のパリ講和会議で日本が主張した人種的差別撤廃提案が、第二次世界大戦を経て、多くの犠牲を払い実現した。
8月15日は単なる終戦でもなく、単なるVJでもない。
「人種的差別撤廃の日(RacialEqualityDay)」 RE-Day なのだ。
※接頭辞の「re-」にも掛けて、新しい時代という意味でもある。
8月中旬のBBC Newsのおとなしさを見るにつけ、時代が変わりつつあるのを感じる今日この頃であった。