今日のお話しは不愉快に感じる方もおられるかもしれないのでただの出来事として読んでもらえたら嬉しい。


わしは学生の頃に米国留学を2年弱していた。

高校生の頃に大学進学で自分の将来の仕事を考えた時にわしは幼少期から外国文化が好きだったことを思い出し、高校時代に部活に所属しなかったので

ずっと興味があった英会話スクールに通わしてもらっていた。

小学生の時も地元の英語ができるおばさんがやっているお遊び英会話教室にも通っていた。

いろいろな習い事の中で1番続き、1番好きだった。


そして父が年に一度必ずアジア圏域の国に遊びに行ったり、洋画を家で見ていたり、お土産で様々な国のものをもらうことが多かった。

後から聞いたら独身時代、父は世界各国を旅行しまくっていた。

姉貴もその影響があり家でアメコミにハマったり外国のおもちゃで遊んだりと、わしはその影響もあり米国以外の外国の文化も大好きだった。


なので将来は空港で働きたいなあっと思った。

わしは空港の雰囲気と飛行機が大好きだったから。

CAになりたいとか大それたことは思い描かなかったが、空港関係に携われる職に将来なれるようにと大学を選んだ。


大学2年生の時、英語の勉強とホスピタリティの学科が取れる交換留学先があり、わしは行きたいと親に頼んだ。

でももう大学生。留学が高いことはボンヤリとはわかっていた。

なので奨学金制度を利用し、行くことを許してもらう交渉をした。

父と母は承諾してくれたが、奨学金を使うことは反対で借金になるから気にしなくていい。

その代わり思いっきり楽しんで行ってきい。と言ってくれた。

そしてわしは少しでも足しになるようにと

渡米するまでの間にアルバイトに励んだ。


結局紆余曲折ありわしは2年弱ほどあ米国にお世話になり、無事社会人になる時に夢だった空港での仕事にありつけた。

その会社の海外事業部の部署にも棚ぼた配属された。

仕事を頑張り、スキルアップのために転職もした。

最初の会社でがむしゃらに働いたのがよかったのか、転職先でも海外事業部での入社が決まり、前職の同様の仕事にもつけ、仕事の幅も広がった。

もちろん米国留学を後押ししてくれた、親にも感謝しまくった。

(話が少し脱線するがその時は円高だったので家計的にも昨今よりはだいぶ学費等も違ったので行く前の計算だと日本の私大に通わしている方が学費ははるかに高かったので結果オーライだった、なので現在ドル建ての圏域に留学している学生は奨学金や特待生を除く以外化け物級のお金持ちだと思う)


そんな中当時彼氏だった今の主人との結婚が決まり、主人の友人とも会う機会が増えた。

お酒を飲みながら話をしていた時に

なぜか3.11の地震の話になった。

わしはその時米国にいて日本がどんな様子かは

米国側が発信するニュースでしか情報がこず

当時いかに日本がどんなことになっていたのかが

みんなとは感じ方に違いがあった。

主人もわしはその時アメリカにいたから

わしは知らないねんと話についていけないわしにフォローを入れてくれた。

だが1人の主人の友人がわしが留学していたことに異様に噛みついてきた。

なにしに行った?英語の勉強なら日本でできるやん!わざわざ?

と。そして留学じゃなくて遊そぶ方の遊学でなくて〜?

と言ってきた。

わしは「遊学」なんて言葉は人生で一度も聞いたことがなく、

ましてや留学もしていないこいつがなぜこんな言葉を吐くのだろうかと思った。

すかさず主人が

でも今の仕事英語使う仕事やし英語も会社で使ってるから勉強したやんな?

(主人とは職場結婚)

と言ってくれ、わしはそういうことを言われても咄嗟に言い返せないのでその時は

そうかも〜

っと言った。


だが2回目会った時にそいつの態度は変わっていた。

会うたびにあの日遊学と言った自分をかき消すかのように

わしちゃんはすごいなあ〜

とナメてるのか取り繕っているかわからない会話が増えた。

なのでわしはそいつとは大勢でいる時しか会わないので

主人にもはっきりと感じが悪いこと言った。

主人はおそらく嫉妬ではないかと言ったが

そいつはみんなが認めるほど頭がよく家柄もあり

そいつ自身も自分の夢であったものを職業にしていた。

なのになぜそんな発言が出るのか。

と聞いたら、留学に対して偏見があるんじゃない?

とのことだった。

わしは今だにこの意味がわからない。

本人が行きたくて行ったなら遊学でもいいのでは?

なぜ人の肩書きにこだわるの?

じゃあそいつの職業を遊びでやってるの〜?

と言ったらそいつは怒らないのか?

と、なる。


大人になるとわかることだがどんな事柄に対しても

主語がでかいやつは結局その事柄に対してやったことがないのに知ったかのようにいいたい幼稚ではないかと思う。(わしの個人的な感想)


実際わしが留学中に目にした「遊学生」は

振り返ると1人だけだった。

その人は東京出身者で日本人とは全くつるまず

授業にはほぼ出席せず、昼夜逆転の生活を送っておりバスケが大好きでよく体育館で外国人とバスケをしていた。

なぜ授業にこないのか聞いたが理由はシンプルで

面白くないから。そしてアメリカに微塵も興味がない。日本にいた時も素行不良で親に勝手に留学を決められた。とドラマのような人生を送っている破天荒な人だった。

でも友人もいたし彼は結果的に出席が足りず

遊び回っていたことによる事実上のドロップアウトならぬほぼ強制送還に近い形での帰国となった。

何度も先生からのメールや呼び出しを無視していたため本人も帰国したいがためにそれを狙っていたのではないかなあ…と思った。

でもバスケを一緒にしていた外国人に英語で流暢に会話をし、わしよりペラペラだった。

そのあとその友人と繋がっている別の友人に近況を聞いたら帰国早々女と遊び妊娠発覚、結婚、離婚

フルスピードで自分の人生を生きている男で笑ってしまった。

実際女にモテていて日本から女が彼に会いたいがためにアメリカに訪れいたことも目撃したことがある。

でもわしは結果的に彼は英語を習得し他には歩めない彼だけの人生を送っているし誰にも迷惑をかけていないのいいのではないだろうかと思う。

だからわしは彼が俗に言う遊学とは思わない。

他の学生も国籍問わず実費で留学資金を貯めたもの

奨学金を借りてきたもの、留学するのが夢で

社会人としてお金を貯めてきている人、裕福な家庭の人もいたが親のプレッシャーに答えるために血眼になるものバックグラウンドがさまざまだががみな必死で勉強していた。


わいはこの経験があってから絶対人のことは否定しないし、なんでもまずその人の肩書きではなく人となりを見ようと反面教師にしている。

だが大人になると付き合いだけでは、学生の頃とは違う深い人間関係になるのは容易はなく

その人の一側面だけで判断しなければならないことが多いと思う。

だから職業や学校、経歴に人はこだわることも理解できる。

簡単に人を判断できる基準はそこしかないから。


わしはその遊学と言った主人の友人には主人には悪いが思い出すだけでやはりムカムカする気持ちになるので会うのはよしている。

今だに忘れないということは本当にわしは

みんなが彼がいい人と評判であろうと嫌いである。

おそらく相手もわしのことが嫌いだからそんな発言が出たのではないかと思う。

何かした覚えがなくても人間的には相性が悪いこともあるのであろう。

水と油である。



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