皆様ご機嫌あそばせ〜。
新生活が始まる皆様へ、ほどほどに頑張りましょう。
入学式、新社会人、転職、退職、結婚、離婚、
子あり、子なし、独身、無職、皆様が
今年もなんとか乗り越えられますように。

私が初めて社会に出たのは23歳の秋でした。
空港で働くことを夢見て、空港の貨物地区で
事務仕事に就労。
敬語、上司、先輩、社会の仕組みを
一切理解しないまま、どこか雇ってもらえるところがないかと、片っ端から面接をして受かった会社。
結果は半分落ちて、半分採用。
なんとなくここに行きたいなあっと思った
新社屋があったり、立地がよかったり、
おしゃれなフロアがある会社には落とされた記憶があります。
その中で夢にまで見た、空港でのお仕事。
めちゃくちゃ早起きして、
その当時できる最大限の清潔感のある自分の姿で
事務所に到着。
ワクワクしましたが、その会社には社歌があり、
そこで歌わされた歌は今でいう社畜のような
精神統一や洗脳する文言ばかりで、オワタっと
なりました。
でもガラス張りの窓を離発着する飛行機を
眺めながら、初日の説明を聞くその心はめちゃくちゃ踊っていました。
次の日から地獄が始まることも知らずに。
初日に会った上司も耳が潰れたゴリゴリ体育会系上がりのコワモテ。
おそらく怒らせたら死ぬだろう。とすぐわかる。
目が死んでいるのではなく、座っている。
しかも私が入社する日に退職する前任者の女性。
その人の目は死んでいた。
そして去り際に、しんどくなったらすぐに退職した方がいいよ。
辞めどきを誤ったら、辞めるのも大変やから。と。
しかも初対面でその言葉、そして松葉杖をついての初めましてとさようなら。
私は当時若かったので、そんなカオスな状態が
なんか面白そうな人がいっぱいいる会社。
とか思いながら、家に帰り、ハイテンションで
上記のことを両親に喋っていたのであった。