【2025年4月から改正された失業手当の制度】
2025年4月から変更される失業手当の制度について、簡単に解説しています。
失業手当の基本:
失業手当は、会社を辞めた後にハローワークで手続きをすると、前の給料の約5割から8割の金額がもらえる制度です。正式名称は「雇用保険の基本手当」です。
自己都合退職の場合、退職日までの2年間で通算12ヶ月以上雇用保険に加入している人が対象です。
会社都合退職（早期退職募集など）の場合、退職までの1年間で半年以上雇用保険に加入していれば対象となります。
受給期間は、勤めていた期間によって異なり、例えば58歳で25年勤めた会社を早期退職した場合、約11ヶ月分（330日分）もらえます。
これまでは、自己都合退職の場合、7日間の待機期間と2ヶ月間の給付制限があり、合計で約3ヶ月間はお金がもらえませんでした。
2025年4月からの変更点:
給付制限期間の短縮: これまでの2ヶ月間の給付制限が1ヶ月に短縮されます。これにより、失業手当がもらえるまでの期間が約3ヶ月から約1ヶ月半に短縮されます。
ただし、5年間で3回以上自己都合退職を繰り返している場合は、待機期間が3ヶ月のままとなります。
再就職に向けた勉強による待機期間の短縮: 再就職に向けて勉強（簿記、介護資格、パソコン、語学など）をすると、待機期間なしで失業手当を受給できるようになります。
勉強にかかる費用の最大80%まで補助される「教育訓練給付金」も利用できます。
失業手当のシミュレーション:
月給20万円の場合、失業手当は約11万円。
月給25万円の場合、失業手当は約14万円。
月給30万円の場合、失業手当は約17万円。
失業手当の金額は、退職前の6ヶ月の給料の平均から計算されるため、残業代が多い月が含まれると金額が多くなります。
失業手当には上限額と下限額があり、例えば50代の場合、1日あたりの上限額は8,635円、下限は月給の50%以上が保証されます。
失業手当の申請方法:
会社から離職票をもらい、ハローワークに持参します。
必要な持ち物は、離職票、本人確認書類（マイナンバーカード、運転免許証など）、通帳またはキャッシュカード、印鑑です。
手続きは「受給資格の決定」と「失業の認定」の2つのステップがあります。失業の認定は4週間に1回ハローワークで行われ、求職活動の確認がされます。
よくある質問:
パートやアルバイトでももらえるか: 週20時間以上働いていて雇用保険に加入していればもらえます。
貯金があってももらえるか: 貯金額は関係なく、条件を満たせばもらえます。
税金はかかるか: 国からの給付金なので税金はかかりません。
もらいながらバイトはできるか: できますが、収入が一定額を超えると失業手当が減額されるため、ハローワークに相談が必要です。
65歳以上でももらえるか: もらえますが、「高年齢求職者給付金」という別の制度になり、一括で支給されます。
失業手当は、会社員として働いていた期間に毎月支払っていた保険料に対する給付金であり、当然の権利であると強調しています。
失業手当の制度改正を機に、新しいことにチャレンジしたいと考えている人々に制度の活用を促しています。
【2025年4月以前】
昔懐かしいやりかた、あのころはノンビリ余裕があった
「失業手当の受給資格と申請手続きの流れ」について、以下にまとめまました
失業手当の受給資格と申請手続きの流れについて詳細に説明。
自分への備忘録
主な内容:
失業手当の受給資格
ハローワークでの求職申し込みを行い、就職への意欲、能力、努力があること。
雇用保険の加入期間が、離職日以前の2年間で通算12ヶ月以上であること。
特定受給資格者（会社都合退職）や特定理由離職者（病気・介護など）の場合は、離職日以前の1年間で通算6ヶ月以上の加入期間で受給資格があります。
失業手当の手続きの流れ
管轄のハローワークを探す
「公共職業安定所 管轄一覧」と住んでいる都道府県名で検索するとスムーズに見つけることができます。
ハローワークで求職の申し込みを行う
必要な書類:
雇用保険被保険者離職票（1と2）
雇用保険被保険者証
個人番号確認書類（マイナンバーカードなど）
身元確認書類（運転免許証など）
印鑑
預金通帳またはキャッシュカード
初日に受給資格の決定が行われます。
離職理由の分類（自己都合か会社都合かなど）が行われます。
受給説明会の日時が通知されます。
受給説明会に出席する
受給資格決定日から1〜2週間後に設定されることが多いです。
雇用保険受給資格者証と失業認定申告書が渡されます。
失業認定日にハローワークに行く
原則として4週間に1度です。
失業認定申告書（求職活動内容を記入）と雇用保険受給資格者証を提出し、失業認定を受けます。
認定後、通常2〜5日程度で指定口座に失業手当が振り込まれます。
この流れを繰り返しながら就職活動を行います。
現在の状況では手続きにイレギュラーな対応がある場合があるため、管轄のハローワークのホームページで最新情報を確認するよう促しています。
ハ口ワの実績
テキトウにどこかに応募し続けなければいけない訳ですが
最初の1回目は数十秒で終わる
