久しぶりの更新となってしまいました。こちらの扇は僕が重習の能「望月」を披いた時の配り扇です。緑地に金の雲です。数ある扇の中では暗い地味な色ですが、雲がポップで可愛いく仕上がりました。個人的には気に入っています。




この曲は曽我物のような仇討ち話です。心のうちを隠して敵に近づきブスッと行きます。


"隠す"という事から、雲の模様を選びました。



なかなか舞台での使用を考えると曲を選ぶ扇です。なんとなく、山姥などには使えそうかな?と思いますが…



昨年にISUMIで売り出した限定扇も残すところ2本になりましたが、そろそろ次の扇の制作に取り掛かっています。各流の骨に対応しているので、お能を習われている方は是非ご覧ください。