八甲田山 | 山田明郷オフィシャルブログ「明郷止水」powered by Ameba

八甲田山

映画にもなりました。

新田次郎著 八甲田山死の彷徨です。

軍部の上官の馬鹿さ加減に、当時の兵隊が苦労の挙げ句、雪山で遭難した話です。

スキーに行っても分かりますが、雪と格闘すれば汗をかきます。

しかもその汗はすぐに冷やされ、体中の熱を奪います。

零下20度でそんな状態に下着がなれば、氷に包まれているよいものです。

雪は厄介なものです。

今年は豪雪で、事故死が多かったです。

今ならフリースもダウンジャケットもヒートテックの下着もありますが、明治の頃には そんな優れものは無い中での雪中行軍です。

210名中 生きていたのは一人です。

どれほど辛かったでしょう。

歴史は過酷を乗り越えて今日まで来ました。

人類の幸せを願ってやみません。