4㌢ | 山田明郷オフィシャルブログ「明郷止水」powered by Ameba

4㌢

たった貼り付けたような雪で東京は電車のダイヤが乱れ、スリップ事故を起こし、僕も駐車場から車が出せませんでした。

備えの無いと云う事は弱いと云う事です。

修羅場をくぐると度胸がつき、心の備えもつくのです。

人間が命のやり取りをしていた頃、生き抜く備えを小さい頃より、毎日していた訳です。

日本には武士達が刀を無くした、或いは折れて使えない場合の兵法として、合気道を編み出しました。

これは凄い技です。

相手はどうして投げ飛ばされたのか分からない内に地面に転がります。

全て人の体と心の構造を分析した上に築いています。

ある有名な外国の格闘家が、合気道のビデオを見て、これは作られた殺陣のようなもの、有り得ないと、一笑に伏しました。

そこで弟子達を送り込み、闘わせたのですが、赤子の手を捻るように扱われ、自分が乗り込んだのですが、やはり赤子の手を捻るように負け、教えを請うたそうです。

その一切の力を使う事なく、相手を組み伏せる技に感動したそうです。

4㌢の間合いが勝負を分けた真剣の戦い、想像すると、凄すぎます。

日本刀と云い、その戦い方と云い、日本人の底の深さを垣間見えます。

それが見られるような時代劇が見たい と云うより やりたいですね。