浜町 | 山田明郷オフィシャルブログ「明郷止水」powered by Ameba

浜町

日本橋界隈にはウナギの老舗があります。

この間 いただきました。

ウナギをこんなに美味しく料理を考えたのは、日本の豊かな食文化の証です。

フランスでも食べますが、ぶつ切りです。

ウナギを真っ二つに裂く技術もさることながら、焼き タレ 蒸しと、どれを取っても、素晴らしいレシピが完成されています。

名古屋の「ひつまぶし」で有名な 蓬莱の女将は、戦時中、秘伝の伝統あるタレの瓶を持って、逃げた話を聞きました。

誰しも食べたいウナギが、年々減少しています。

稚魚が日本の川に来なくなったらしい。

天然物など、まだ一度も食べていません。

関西は腹から裂き、関東は背から裂きます。

関西は蒸さないで焼きだけなので、うな丼かひつまぶし。

関東は蒸して箸で切れるくらい軟らかいので、お重です。

関西のほうが野性味に溢れた食べ方かも。

裂きに八年 焼き一生とかいいますが、この素晴らしい日本文化のウナギ食 いつかは幻になるかもしれません。