育成 | 山田明郷オフィシャルブログ「明郷止水」powered by Ameba

育成

地球上の大気は、窒素80% 酸素20%です。

それも高度300㍍までで、それ以上は気圧も酸素も減ります。

身体に取り込んだ酸素を肺で血液に交換し、体中に送り、酸素を燃やしながら生きている動物は、その環境に応じて順応しています。

当然 高地に生息している生き物は、薄い酸素で生きています。

薄い酸素を身体中に送る為には、赤血球の中の酸素を送る役目のヘモグロビンの量が、平地で生きている動物より、多いわけです。

だからオリンピックのアスリート達は、高地トレーニングをして、ヘモグロビンの量を増やすのです。

ヘモグロビンの量が多ければ、より身体の隅々まで酸素が供給出来るわけで、粘り強く競技が出来ます。

特にマラソン等や水泳等には、とても良いトレーニングだと思います。

そこで、競走馬を子馬から3000㍍級の高地に放牧をして、2歳過ぎからトレーニングを始めるわけです。

まず日本では無理ですから、中国の高地に連れて行き放牧します。

そこで環境に順応した馬はヘモグロビンの量が平地で育った馬よりはるかに多い量を血液中に作ります。

その高地から海抜0㍍に近い所でレースにでれば、楽勝でトップを走り抜けるでしょう。

カナダでめちゃくちゃ速いサラブレッドに乗っていた事がありました。

アルバータ州 ロングビューの牧場でした。

ロッキー山脈を仰ぎ見て、 その馬、赤毛の名前はレッド、毎日乗っていました。

かなりの高地だったから、そのサラブレッドは平地にきたら、すごい速さだと思います。

僕の水泳も高地トレーニングをしたら、マスターズ大会でメダルを取れるかもしれません。

本気でそう思います。

白樺湖にある牧場は高度1500㍍にありました。

最初の3日間はちょっと走るだけで、息が切れ すぐに酸欠状態になります。

しかし一週間もいれば身体が慣れ、平気になります。

だからそこにいる馬達は強い!

そこに住んでいる人たちも強いです。

過酷な環境も住めば都です。

大都市は平野にあり、海抜0㍍地帯です。
僕達が一番酸素を吸っています。

だから身体の酸化も早いかもしれません。

高地に住むは、なかなか身体にも良いのかもしれません。

だから別荘は高原にあるのですね。

海辺は紫外線も多く、肌には良くないから。

夢は高原の別荘地にログハウスです!