皆さんに感謝。


日本の種子(たね)を守る会主催の食料・農業・農村基本法に『種子の自給』を入れて欲しい緊急院内集会は大盛会でした。






少し長くなりましたが最後まで読んでいただけると嬉しいです。


300人は入る参議院議員会館の講堂は満席で、予備の椅子を両脇に並べた程です。


北海道から沖縄まで全国各地から、続々と会場に集まっていただき感激しました。


現職国会議員も25人以上、与党からも参加していただき、有意義な意見交換ができました。


日本の種子(たね)を守る会は種子法廃止の時に設立され、会長はJAの組合長さんが歴代務めています。


同会は種子法が廃止されても、種子法に代わる種子条例の制定を呼びかけて、これまでに34の道県で種子条例を制定され、ほぼコメ麦大豆の種子は公共の種子として安く守られています。


当時、政府は公共の種子を廃止して、これからは民間の種子に頼るのだと三井化学のみつひかり (自家採種できない F1で、価格も公共の種子の10)をチラシまで作って全国を推薦して回ったのです。


ところが昨年三井化学は2016年からみつひかりに異品種を混ぜて発芽率も90%以上と虚偽の表示をして販売をしていたことが発覚、種苗法に違反していたことを自ら認めたのです。


このみつひかり不正事件を種子法廃止違憲訴訟の弁護団共同代表の岩月浩二弁護士が講師として説明。


なんと、民間種子の代表格であった三井化学が 2026年には種子事業から撤退することを報告しました。


まだこれからですが、鈴木宣弘教授の講演締めの言葉「正義が勝つこともある」に共感しました。


種子法廃止違憲訴訟も面白くなりました。


珍しいことですが、東京高裁の裁判長が国側に釈明を求め次回614日期日にはみつひかり不正事件について証人調べを決定するやもしれない状況にあります。


種子裁判にも協力頂けると有難いです。


詳しくはこちらです。




面白かったのはその後の農水省と私達市民とのの意見交換です。


農水省のこれからも輸入の種子を安定的に確保するとの説明にJAグループの生産者から、今年ブロッコリーの種がブラジルの天候不順で入らなくなって困っていると発言。


ウクライナ戦争が始まった年に物流が止まって種の輸入が播種時期に間に合わなかったこともありました。


種子が国内で自給できなければ食料安全保障は守れないのです。


今回の緊急集会はオンラインの申し込みだけでおよそ500、手続きなしでも参加自由でYouTubeでもLive配信したので全国各地からたくさんの人に参加していただきました。


なかでも、長野県のJA上伊那、JAみなみ信州等グループの参加が目立ちました。


いよいよ農業基本法の本格的な国会の審議が始まっています。


これから私たちにできることは 、地元の議員さん特に与党の議員さんの事務所を訪ねて、『種子の自給』を入れて頂きたいとお願いをいしましょう。


私たちがあきらめずに最後まで 動くことによって世の中を変えることできると私は信じています。


アーカイブはこちらから視聴してください。