先日は宮城県の石巻で企画していただいたリボーンアート・フェスティバル主催の 『食の安全を守る人々』の特別映画祭に、ポプラ社の千葉社長に案内していただき参加しました。
私にとって石巻は10年程前、大震災の時以来2度目の訪問で、感慨深いものがありました。
震災の直後に私は当時与党議員でしたので、花巻空港まで郡和子さん(仙台市長)に迎えに来ていただき石巻まで行ったのです。
震災直後は瓦礫の山で所々雪が残っていて、もちろん水も電気もなく、携帯電話など連絡の手立てもなく、家族の認否もわからず、食べるものすらなかったのです。
私も必死で農水省の生産局に連絡してコメ手配を何度かした覚えがあります。
そのような中で、石巻日日新聞が震災の翌日から壁新聞を張り出したのです。(写真参照)
中でも、避難所は私は学校とか公的な施設に案内されましたが、パチンコ店等多くの商店が開放されていた情報にはぐっと迫るものがありました。
この震災を契機に小中学生の子どもたちが記者として立派な石巻日日こども新聞を発行されていて、私が訪ねたときにはオンラインで吉川英治文学賞の授賞式がなされていました。
今は道路も街並みを新しい建物で整えられていて 綺麗になりましたね、と思わず言ってしまいました。
『食の安全を守る人々』上映の後、千葉社長の司会でこれから私たちに何ができるか活発な意見交換がなされました。
そして、嬉しいことに石巻でも学校給食をオーガニック食材にする動きが始まったのです。