種子条例も四国各県に先駆けて成立させたが、議員提案で環境に優しい 消費者、市民社会の構築に関する エシカル消費条例を制定している。

先日 日本農業新聞に掲載された「徳島 日本初の条例制定」と記事を読んでほしい。

私も2年前にJA東とくしまに招かれて小松島市みはらしの丘あいさい広場でタネの話をさせて頂いたことがある。

あいさい広場には有機栽培の野菜や減農薬の果物などが山積みされていて、JAと市民全体で有機栽培に挑むという姿勢に驚いたものだった。

中でも私が感動したのは おむすびころりん急傾斜地農業とある。

これこそ、徳島でも山奥、劔山の小さな農家までを大切にした市民とJA 、協同組合ならではのSDGsの実現そのものではないだろうか。

菅政権は種苗法改定で自家採種を禁止し、農業の大規模化合理化で小さな農家を切り捨て、これからは強い農業で輸出を強化するのだと息巻いているが。

小さな島国である日本の農業はそのようなものではない。

徳島のように安全安心なものを市民JA等の団体、行政が 一体となって 消費するエシカルな動きが今必要とされているのでは。

愛媛県でも今治市で食と農のまちづくり条例で今治市の承諾なくして遺伝子組換え農産物を作付けした場合は半年以下の懲役50万円以下の罰金に処せられることになっている。

韓国では市町村の条例で学校給食を無償、有機食材にしている。

2013年の地方分権一括法、地方自治法の改正で、国の地方自治体に対する指揮命令監督は一切禁止されて国と自治体は同格になった。

私達は子どもたちの未来のために地方から条例でタネを守り、安全安心な食の暮らしを守ることができる。