イタリアでの「幸せの経済」世界会議、フレンツエの郊外プラトーの修道院跡の施設で2日間に渡り行われました。

かねてから、お目にかかりたいと思っていた代表のヘレナ女史にお会いできました。彼女の話は長い間多国籍の支配と闘って来ただけに、深く感銘を受けました。

明治学院大学辻信一教授の紹介で、私もTPPのこと、それによる種子法廃止、水道民営化の話をさせて頂きました。

 

ことに種子法が廃止されて、日本では住民が地方議会から種子法に代わる条例を作る運動を始めて、次々に条例ができたこと。

遂に国会でも、種子法廃止撤回法案が審議されていること、地方から政治を変えることができる話は驚かれたようで、メディアからも複数の取材を受けました。

農業については、TPP等自由貿易の弊害はヨーロッパでも同じで、トスカーナの若いオリーブ農家が嘆いていました。

EUになって、スペインから廉価なオリーブ油が入って、次々に廃業、耕作放棄地が増えて、農家も65歳以上がなったと。

ヘレナさんからも「少数の多国籍企業、富裕層からの支配を阻止する為に、各国の連携が必要だ」と私にもパートナーになって欲しいと頼まれました。

私にできることがあれば協力したいと一緒にグローバリゼーションに対するローカルゼーションの闘いを誓いました。

大変有意義な国際会議でした。