上五島町の「石油備蓄記念会館」での結婚式、そこで私が祝辞を述べている最中に携帯電話が鳴った。慌てて電源を切ってスピーチが終わって着信歴を見ると新聞社からだ。
福田総理が、日曜日なのに、これから記者会見をして「薬害肝炎患者の一律救済を議員立法で解決すると言う。思わず「本当かい」と問い返した。
その後、数社からコメントを求める電話があったが、いずれにしても驚いた。
福田内閣の支持率が急落して、さすがの福田総理も官邸、厚生労働省の言いなりになっているわけには行かなくなったのでは。
それにしてもお粗末である。
私は舛添大臣ともこの問題で何度も話ししたし、官邸にも菅直人代表代行と町村官房長官に40分もかけて「和解解決」の必要性を説いていたのに。
本来、国の責任で発生した薬害肝炎である。福田総理が一律救済を言うのであれば、和解案を原告弁護団と話し合って作れば足りる話ではないか。さもなければ政府が議員立法でなく、政府提出の一律救済法案を提出すれば足りる。
それよりも訴訟もできない、カルテも残されて無い一般のC型、B型肝炎患者の救済法案、インターフエロン治療に対する医療費の助成法案こそ350万人の患者が待ち望んでいる。
先週も自民党の厚生労働委員会の大村筆頭理事と茂木委員長に
「そちらから申し込みがあって協議会を作ったのに、何で協議にすら応じない、委員会も開こうとしないのか」と強く迫ったが
「もう年末だから・・・・」などと言を左右にして話し合いに応じようとしない。
ところが、大村自民党理事から、年末も27日、連絡があった。
「与党PTで、薬害肝炎患者救済の法案をまとめたので検討してほしい」
なんたることか。
あわただしい年末は続く。