昼から大村の陸上自衛隊駐屯所に岡崎司令を訪ねた。いつもの端正な制服では緑と茶色の戦闘服で3,4人で真剣な会議中だった。ピリッとした今までにない緊張を感じる。「少し、早めについてしまってごめんなさい」「いや待ってました」いつものにこやかな笑顔に戻っている。7月31には大村の部隊から160人の自衛隊員がイラクサマワに派遣される。その司令が岡崎さんだ。東京、銀座の鳩居堂から「御香」を餞別としてお渡しした。今がサマワは一番緊張した危険な状況におかれている。岡崎さんが現場で厳しい緊張におかれたとき、かっての日本の武将のように、一人静かに「お香」で心を和ませていただけたらありがたい。「学校、保健所、道路の整備にがんばりますよ」私も7,8年前、PKOに参加。ルアンダの自衛隊キャンプに2泊したことがあるが、あの時も自衛隊は地元の人たちの中に同じ視点で溶け込んで一緒に汗を流していて、感動したことがあったが、岡崎さんたちとその姿が2重写しになった。「何か色紙に書いてください」私は、思いがけなかったので戸惑ったがマジックで「青い空、人は皆、きれいな心」と書きなぐった。