小久保徳子さんは残念ながら負けた。山田ヒロシ君は45票差で勝利。ヒロシ君はかつて私の秘書をしながら、いろいろ苦労して本当に頑張った。心からおめでとうと叫びたい。小久保さんは次の日からお礼の行脚を始めたとのこと。私への電話も明るくてさわやかだった。私も何もないところから、一人で選挙に挑戦して4敗4勝。悲喜こもごも、いろんな思いがよぎる。人はみなそれぞれに頑張り、浮き沈みに遭う。誰でもそうであるように、飛び上がるような喜びや悲嘆にうちしおれることもあった。1日のうちでも、その人にとって喜びと悲しみが重なる。このごろ考えるが、小泉総理、前原代表の心配ごとも、私たち、日常の庶民の心配ごとも、傍目から見れば、その大きさと深さは変わりないのではないだろうか。大事なことは、そのつど、つらいことから逃げないで、そこから新しいスタートを切る。そして更なる人生を、時を刻んでいく。長崎空港への飛行機は大きく揺れ始めた。窓からは霧だろうか、雲の中だろうか。深いガスに覆われている先は何も見えない。