毎日新聞の朝刊「論壇」に、私の名前・顔写真入りの「大胆な農業所得補償を急げ」の論文が掲載された。今年の初めに朝日新聞の同様な「論壇」に、「米国産牛肉は安全か」といった論文を掲載してもらったがやはり嬉しい。
我々政治家は残念なことに、毎日が日常的な変化に巻き込まれて、必死に動き回っているうちにいつしか自分を見失っている。つい半月前に、「阿部さんが政権を放り出してどうなるか」と思ったが、既に遠い過去になってしまっている。
次々と「忘却」という巨大なゴミ箱の中に棄てられていく。
ひとつのことでもいい。
非日常的な変化に惑わされること無く、ひとつでも貫き通して行動を続けていくことは確かに大事だ。
私にとって、小さな論文でもやり続けたことが評価されたことは嬉しい。
しばらく、民主党の次の内閣、厚生労働担当大臣に任命されて、初めてのこととて、慌しく非日常的な変化に埋没されてきたが、ようやく私が厚生労働部門で新しく取り組まなければならない課題が見えてきた。