12月5日
ぱら、ぱらと音をたてて十数枚のイチョウの黄色い葉が、私の乗用車の窓に降りかかってきました。
初めてのことで驚きました。
国会議事堂の並木の大イチョウの木から絶えず降ってくるのです。
路上もイチョウの葉が舞い上がっています。
いよいよ、年の瀬を迎えたのでしょうか。
新聞を見ると、キャノン、自動車会社など、派遣労働者、期間工の首切りが連日のように1000人単位で報道されます。
それにまつわる静岡連合からのお話。
「私は、自動車メーカーの期間工をしていたのですが、突然解雇されて寮からたたき出されました。3,4人の人がどんどんドアをたたくので、恐る恐る開けたらそのまま荷物ごと車に乗せられて、駅前で下ろされました。雨嵐の中、お金もないし、どうしたらいいのでしょうか」
との相談が連合静岡にあったそうです。そのまま連絡が取れなくなったそうですが、この寒空の中、今頃はそのひとはどうしているのでしょうか。
おそらく、このままでは5万人から10万人の人が年内に雇い止めになるのではないでしょうか。
考えれば雇用保険で、無駄に作り続けた雇用促進住宅だけで空き部屋が約4万あります。(私の衆議院厚生労働委員会の11月12日の質問を参照してください)
そこに、住宅のない派遣労働者、期間工の人達を入れるようにできないものでしょうか。
敷金、保証人なしですぐ入れるようにする。
前回のブログでも明らかにしましたが、労災保険、雇用保険の埋蔵金だけで14兆円はあります。
今回の深刻なリーマンショック不況を乗り切るために、雇用保険のうち企業から集めている分の1兆円のうちから、就労支援のための住宅手当として、月に5万から10万円を半年から1年間貸し付けたらどうでしょうか。
今では生活保護は100万人で打ち切られて、もらえませんが、それ以上の貧困層がかなりいます。