テレビの報道で、若い女性だったが近派遣切りにあって住むところがなくなりマックカフェで一晩過ごした話が語られていた。
所持金が75円しかない。続けて自殺を選んで無縁仏に祀られることが報道される。
考えられなかったことだが、現在若い人の自殺が急増している。
30歳から39歳は平成8年に2581人いたのが、平成19年には4767人、約2倍近くに上がっている。

それだけではない。駅のホームで無職の青年が見知らぬ女性を突き飛ばした。動機は死刑になりたかった。
おそらく食べることができなくなって刑務所に行けば、ベッドに寝られて3食ありつける。
そんな気持ちあったのではないだろうか。

ここにきて、就職氷河期のフリーターが、ホームレスに。
今年あらたなフリーターがホームレスの予備軍に・・・・・・・・・。
若い人だけではない。
お年よりも食べることができなくなってきた。

散る桜、残る桜も散る桜

おりしも、私の地元大村市の公園では、オオムラ桜が満開を迎えた。咲きそろったばかりの桜はまさに初々しく、絢爛である。まだ冷たい風に乗って細かい花弁が無数に舞っている。
よく見ると、すでにハラハラと散る桜がある。
良寛の一句を思い出した。
いずれ咲きそろった若い桜も皆散っていく。
無常の世に何ができるのだろうか。
しんみりと春の宵に酔いしれる。