長くなってしまいました。

もう40年ほど前になりますが、私は長崎(螢茶屋)に住んで、伊良林小学校のPTAの会長をしていました。

校内球技大会が開かれる前日夜 土砂降りの大雨で歴史に残る大水害で生徒だけで 17人が亡くなったのです。

私の住んでいた家も川の側でしたので、流されずにはすみましたが床上浸水。
当時 水害で400人ほどが亡くなりました。

本来なら校内球技大会を取り止めるきであったのですが、私は延期して再開したのです。

感動しました。

慰霊の黒いリボンをつけた子供達のチームが次々に優勝、準優勝です。

感動した私達は、中島川を清掃して再びこの地にホタルが飛び交うように30年は続けようと誓いあい伊良林小学校 蛍の会を作りました。 

それから50年、当時私のもとで 副会長をしていた富工妙子さんが螢の会の会長を長く努めらられていましたが3年前亡くなりました。

中島川に螢が飛んでいるとははまだ確認されていませんが、当時の先生、父兄から農地をお借りして伊良林小学校農園を開きサツマイモを植えていたことがありました。そこで子供達と芋の栽培をしました。
私としては当時、五島で鬼岳牧場を続けていたので、同農園で豚も飼いたかったのですが、私の無茶振りもそこまででした。

しかし、皆で中島川を清掃して、ホタルの会をつくり、大水害の慰霊への螢を飛ばすことができました。
3、4年前までは連絡いただいていたので、まだ慰霊螢は続いてるものでは思われます。

小中学校の教育の場で、実際に子供達に種まき、草取りなどの農業、漁業、林業の体験を学習をしてもらいたいです。

大変 大事なことで、このような「食育」をカリキュラムを組んで是非実現して欲しいと思います。



出所:日本農業新聞 2025年12月9日