昨日の視察報告です✧ •̀.̫•́✧
岡山理科大学工学部
応用化学科にて、
山本准教授から『好適環境水』
についてのお話を聞かせて
いただきました。
好適環境水は、魚の生育に必要な
ナトリウム・カリウム・
カルシウムを一定量淡水に
加えた水で、この水の中では、
淡水魚と海水魚が一緒に生息でき、
この水で育てた魚は
魚病にかかりにくく、
成長も早いということです。
この水を使えば、たとえ山の中でも、
水源があれば、海水魚を
養殖することが可能で、
実際に、キャンパス内にある
魚の養殖場も見学させて頂きました。
車エビの養殖で成果を出されていて、
今後、養殖に適合する魚種拡大に向け、
研究されていました。
養殖場では、マグロ・ウナギ・フグ・
ヒラメ・鮭・ブラックタイガー
などなどの養殖をされていました。
昨年高騰していたウナギが
沢山泳いでいるのを見て、
思わず『おいしそう』と
言ってしまいました(笑)
この好適環境水についての
技術的なことや、研究を始めた
経緯はおいといて。。。(笑)
私たちが住む町で、海水魚の
養殖ができるのではないか。。。。。
そうすると、当たり前ですが、
設備にかかるコスト、
養殖にかかるコスト、
特許を取得されているので、
特許使用料などが気になります。
先生のお話では、水槽設備に
かかるコストに関しては
課題の1つで、コスト低減に向け
開発を進められていて、
実用化までは、もう少し
時間がかかるそうです。が…
そう遠くはないようです✧ •̀.̫•́✧
視察では、実用化されたときに
かかるコストなどについても
質問でき、とても参考になる、
有意義な視察となりました。
水産庁は、海面養殖は
増やさないという指針を
出していると言う話もあり、
2040年には、40%が
陸上養殖になるのではないか
というデータがあるそうです。
徐々に増えていく世界人口に伴う
食糧危機に備え、陸上で、
海を知らない海水魚を養殖する。
それを、猪名川町でもやる。
そうすることで、雇用が生まれ、
新たな特産品が生まれ、
町に活力が生まるのではないかと
考えます。
そんな期待と願いが膨らむ視察でした。