神戸花時計
腸が弱ると体も弱る！？
◆食事で腸内環境を整え、運動で腸を鍛える、そして自律神経を整える。
「腸」というと、私達が食べたものを
消化・吸収する気管、というイメージが強いですが、実は免疫をつかさどる重要な臓器でもあります。
「小腸は最大の免役気管といっていいでしょう。免役細胞であるリンパ球の60％以上が小腸に集まっています。臓器としてこのような部分はほかにありません。腸が健康でないと、免役システムもうまく働かなくなるのです」
腸が健康でないというのは、どういう状況なのでしょうか。
「腸が動かなくなるのが、一番怖いですね。つまり便秘です。腸が動かなくなると便が滞留して腸の粘膜が炎症を起こします。炎症を起こすとリンパ球の破壊も起こります。そうなるとリンパ球に血流が行かなくなり、免役が低下してしまうのです。もちろん、下痢も粘膜に炎症を起こすので、腸の健康にはよくありませんが」
「腸の働きをコントロールしているのは自律神経ですが、自律神経の働きは年齢とともに下がってきます。又、腸内環境を整える働きをするビフィズス菌などの善玉菌も年齢とともに減ってきます。これまでは便秘知らずであったとしても、年齢を重ねると便秘になりやすくなるのです。意識して食生活や運動などに気をつけたほうがいいですね( v^-゜)♪」
文献 ・順天堂大学医学部教授
小林弘幸 先生
三宮、フラワーロード
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