宅内有線LAN工事に挑戦。第1期。 | 山と道具と

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◆ 我が家のインターネット環境は、

  光回線を引いているが、ONU(終末装置)からはWiFiルーターで、

  全ての機器は、WiFi接続、つまり無線接続となっている。

  無線なので、電波が届けば、どこでも使えてとっても便利だ。

 

   Wi-Fiを利用していたのは、最初はデスクトップパソコン1台とスマホ2台だけだったが、

   その後、テレビや防犯カメラ、ロボット掃除機などWi-Fi機器が増え、

   パソコンも3台になった。機器数が増えると、個々の通信速度に影響が出る。

  と思っていたので、デスクトップパソコンだけでも有線LANにしたいと常々考えていた。

 ただ、ローコスト住宅ゆえ、CD管(通信線を通す管)なんて事前設置されてはいない。

 かと言って、室内にモール(通信線に被せるタイプ)が見えるのは避けたい。

 何とかして、壁の中を2階までLANケーブルが引き上げられないか、ずっと検討していた。

 

 で、実はもう5年前から考えていて、当初の案は、

 リビングに出ている光ファイバーの横から、

 壁の中を1階天井裏に出して、それを浴室天井裏まで引き寄せ、

 そこにハブを置いて、2階に引き上げる構想だった。

 けれど、リビングの壁内に筋交いがあって、ケーブルが上手く天井裏に上げらなかったので、

 断念した。

  その後、リビングから1階床下に出すとか、外壁の内を1~2階ぶち抜きで2階天井裏まで、

 とか、色々構想を練っていたのだが、どれも難しそうで、イイ案が浮かばなかった。

 

 そして、ある時、ふとひらめいた!

 そうだ!光ファイバーが通っているCD管内を逆に通せばイイんじゃね?

 屋外から引き込まれている2階天井裏のCD管が見えている所でCD管をカットして、

 そこから天井裏に引出し、2階の部屋に下ろしてみよう!

 

 けど、問題がひとつ。

 CD管がかなり細いため、

 LANケーブルを通す時に、光ファイバーを傷付けないか心配だった。

 特にCD管がカーブしている所では、こすりつけられて被覆が傷付く恐れがあった。

 そのため、ずっと二の足を踏んでいたのだが、

 意を決して、チャレンジしてみた。

 

 確実性を期すため、また、まとまった時間が確保できそうにないため、

 4つの段階に別けて施工することにした。

 

 ① 第1期工事 既設CD管内に、誘導するためのヒモを通す。

     これは、いきなり太く硬いLANケーブルを通すのは至難の業なので、

     まず、細いヒモを通して、それにケーブルを結線して引っ張って通すための下準備である。

 ② 第2期工事 CD管に、LANケーブルを通し、2階の私の部屋のクローゼット内に、ハブを設置。

     つまり、2階、及び1階に分配するためのハブを設置するところまでの工事だ。

 ③ 第3期工事 ハブから、私のデスクトップまでの配線。当面の目標はここまで。

     これは、壁にモジュラージャックの設置を伴う。

 ④ 第4期工事 2階の他の居室のコンセント横まで配線し、モジュラージャックを設置。

     要すれば、1階の和室まで配線。

 

 今回はその1期工事だ。

 ↑ まず、2階天井裏に東側の点検口から上がり、

   自作した屋根裏部屋から、断熱材をめくり上げて、

真っ暗な屋根裏部屋に進入。西側外壁から引き込まれているCD管を探しに行く。

 ↑ 左奥の方に確かあったはずだ。

   ここに来て、ふと不安がよぎる・・・。

   もしかして、以前見た黒いCD管は、通信線用ではなく、電気だったらどうしよう・・・

   でも、あの細さなら、たぶん通信専用だろうと、自分に言い聞かせながら奥へ進んだ。

 ↑ あった!これだ。この黒いチューブがそれだ。

 ↑ 屋根が下がった所にあり、寝転ばないと手が届かない。

   頭を横にしたまま、左手も伸ばした状態での作業で、非常に窮屈だ。

    まともに動かせるのは右手だけの状態。

   上げっぱなしなので段々疲れてきて、時々下ろしながら休み休み作業した。

 ↑ 最初は大きめのカッターで切ろうとしたが、全然刃が立たなかった・・・

   仕方なく、工具を置いている屋外物置まで、パイプカッターを取りに戻る羽目になった・・。

 ↑ スパっとー発でカット成功。

 ↑ 手前側のCD管の根元を、

   断熱材をめくってみたら外壁内に横から真っ直ぐつながっていたので、

   たぶんこちらが、屋外から入り込んでる元線側だろう。

    なので、向こう側のCD管内に、ワイヤーを通すことにした。

   ワイヤーは、2ミリ30mのモノを使用。

   いきなり柔らかいヒモでは、管に通っていかないので、

   ワイヤーを使う。

   あまりグイグイ押すと、光ファイバーが傷付きそうで、ドキドキしながら押し込んでいく。

  途中で突っかかると、少し戻しては押し、を繰り返しながら押し込む。

   だいぶ入っていった所で、何度押しても進まなくなったので、1階に降りて行っ見てみたが、

  まだ、到達していなかった・・・

   また、2階天井裏まで上がり、

   ワイヤーを数十センチ戻して、何度か押し込んだら、するりとまた入って行った。

   そして、ワイヤーの残りが、3分の1程度になった。

   おかしい。

   いくら何でもここから1階リビングの角まで、20mは無いはず。

 ↑ 1階に降りると、

    出てました! それも3~4mくらい出ていた。

    子供たちにトランシーバを渡して、見ててもらえば良かったかな・・・。

 ↑ ワイヤーに、タコ糸をくくり付け、

    今度は、上からワイヤーを引っ張り上げる。

    このタコ糸に、LANケーブルをくくり付けて、

    2階天井裏から下に向かってCD管に通すのだ。

    その方が、重力も手伝ってくれるので、

    通しやすそうだ。

     ただ、2ミリのワイヤーでも、なんども突っかえた。

     5ミリのLANケーブルが通るのか・・・

 ↑ 天井裏に戻り、ワイヤーを引っ張って、タコ糸を手元に引き寄せた。

   こちらはちょっと突っかかったが、あまり抵抗なく上がってきた。

 ↑ タコ糸がCD管に戻って行かないように、

   梁に結び付けて、

 ↑ 1階に降り、こちら側のタコ糸も適当な所でカットして、

   バラしたコンセント周りを、

 ↑ キレイに納めたら、

   今日の作業は終わりである。

 

   ネットで、スリム型のLANケーブルを物色すると、

   3ミリちょっとのヤツがあるのだが、

   どれも最大20mしかないのが多い。

   天井裏から、部屋まで延ばす分を入れると、25~30mは欲しい。

 

   さて、どうしよう。

   第2期工事は、いつになるやら・・・・