ママへのお年玉。食洗機。 | 山と道具と

山と道具と

登山やら、キャンプやら、そしてその道具たち。

◆ 今更ながら、食洗機を導入した。

 わたし的にはシンクへのビルトインを考えていたのだが、ママは「腰をかがめるのがイヤ。洗濯機もそれがイヤでドラム式じゃないのを選んだでしょう?」とのことで、据え置き型を物色した。

↑ いきなり設置後の写真。モノはパナソニックのNP-TA1。

 ネットで探すと、据え置き型はパナしかない。数年前までは東芝やら色々あったみたいだが、どこも撤退している。

 で、スタンダードタイプとプチ食洗機があり、四人家族の我が家は、迷わずスタンダードタイプしかないのだか、最新モデルは2つのモデルからの選択となる。

 上位機種(NP-TH1)は高温殺菌機能と、エコナビ(入れた食器の数量などを自動判断して時間などを最適化する機能)が付いている。そして、デザイン上、上半分の前面パネルに色が付き、スリガラスの小窓が付く。

 家電量販店で現物を見たら、この小窓の裏側に、はめ込み部の隙間があって、「ここにカビとか生えそう・・・。手入れが簡単な方がいいから、こっち(上位機種じゃない方)がいいや」のママの一言で、ランク下のNP-TA1に決定。

・・・で、設置場所を検討。

↑ キッチンの全体。

↑ ・・ここは調理の作業場。ここを潰すわけにはいかない。10㎝程度底上げ出来る台があるらしいが、背の低いママには使いづらくなるので、却下。

↑普段、洗った食器を置く水切りかごを置いている、ここしかないかな。

しかし、ここに置くにはちょっと問題が・・・・

↑ 本体の高さが60㎝近くあり、ここにはキッチンの照明スイッチと湯沸かし器(浴室&キッチン用)のリモコンがあるのだ。

  緑の丸が奥(コンロ前)のダウンライト用(内側スイッチと呼ぶことにする。)、青い丸がシンク上のダウンライト用(外側スイッチ)だ。

まずはこのスイッチとリモコンの移植作業が必要となった。

で、業者に頼むと結構な作業賃をとられるので、もちろんDIYでやる。

↑ リモコンと内側スイッチ。

まずはリモコン下の内側スイッチを、その反対側にある外側スイッチ(1コ)に2コ口として移植する。

いい具合に壁をはさんで正反対側にスイッチがあるので、作業は簡単。内側スイッチの配線を外し、外側のスイッチ側に押し出して、外側を2コ口スイッチに換装(付け替え)。

↑ 手に持っているのが元々付いていた1コ口の外側スイッチ。装着しているのが内側もまとめた2コ口スイッチ(下側のプッシュパネルはまだ装着していない。)。今までのはシーソータイプのスイッチ(東芝)だが、ホームセンターではパナソニックのプッシュタイプしかなかった。

↑ 次いで、給湯リモコンを移植する。

 アルミプレートに、外したリモコンを両面テープ等で貼り付け、元々固定されていたプレート(コードが出ている口の字プレート)にアルミプレートを挟み込んで固定した。

↑ けれどリモコンがあった所と、内側スイッチの所にポッカリと穴が開いていたので、アルミプレートの一部を切り取って、目張りした。(赤い部分を切り取って、青丸部分に挟み込んだ。)

↑ 食洗機の幅が、シンクの置き場よりデカイ。奥のカウンターにくっつけるように食洗機を置くと、左前面の脚が乗る部分が無く不安定になる。そこで、2㎜厚のアルミプレートを調達して設置した(最終的には扉を開けた時にまな板に干渉するので、手前に移動させ、シンクの端に乗せたため、アルミプレートは不要となったのだが)。 

↑ アルミの角がとがっていたので、せっせとヤスリが消して面取り(アール付け)した。

↑ スイッチの移動もリモコンの移植も面取りも、ここまでは手慣れたモノ。簡単だった

 

 ・・で、その次が問題である・・・

水道の分岐だ。

↑ キッチンの蛇口の型式を調べて、メーカーのサイトで適合分岐水栓を探す・・・が、

無いよ、おい!

 で、ネットで色々調べてみると・・・どうやら「CB-SXG7」でいけるらしい・・・(大丈夫か?)

↑ ネット発注し、翌日夕方にはブツが来た。

↑ 作業前にシンク下の扉を開けて、水道の栓を閉じる。左がお湯。右が水だ。

両方のバルブを閉じて、シンクの蛇口を開ければバルブから蛇口間の水が抜ける。

これで下準備OKだ。

↑ 工具を準備して・・・

↑ 最初に蛇口をバラす。まずはレバー部の化粧カバーをマイナスドライバーか先のとがったもので外す。そしてプラスドライバーでねじを外し・・・

↑ レバー部を、真上に引っこ抜く。

↑ カバーナットをモーターレンチで外す。今回はこのためにモーターレンチを購入したが、結果的には持っていたモンキーレンチで十分だった。

↑ カバーナットを外すと「カートリッジ」と呼ばれるグレーのパーツが顔を出す。

↑ いったん、このカートリッジを外し、

↑ CB-SXG7を上からかぶせてねじ込む。この際、浄水器使用を前提とした「給水」型のプラグになっているので、これを差し替えて「給湯」型に変更した(ゴールド色の二つの輪っかパーツを左右入れ替え)・・・

↑ そして、さっき外したカートリッジの向きを確かめながら元に戻す。

↑ カバーナットを戻す前に、分水方向を決めてからCB-SXG7のナットを締め付ける。

着眼点はホースの伸びる方向だ。

↑ 蛇口の右後ろは、まな板を置くスペースなので、なるべくホースは奥の壁側に向かわせたい。が、ホースはそこそこ堅いので、なるべくカーブはゆるい方がいい。

 なのでさっきの写真のように現物を置きながらちょうど良い角度を確認しながらカバーナットを締め付ける必要があるのだ。

↑ レバー部を戻し、ねじを締め、カバーを元に戻して、蛇口本体部は完了。

 そして右奥に突き出たナット部分に分岐コックを取り付ける。

↑ ここでレンチが二つ必要になる。

ちょっと大きめのモンキーレンチが二つあれば間に合う。今回はせっかくなので、購入したモーターレンチを使用したが、わざわざ買うまでもなかったなぁ・・・

↑ 分水コック設置完了!この時、分水コックの輪っかの部分(レバー部)が「閉じる」位置で手前水平(又は「開く」位置で垂直真上方向)にしてレンチで固定する。

 この時点で、写真のように「閉まる」位置にレバーがあれば、先端の白いパーツによって中栓が閉じており、通水しても水は噴き出さない。なので、試しにシンク下のバルブを解放してみたが、どこからも漏水はなく、バッチリ!である。蛇口のレバーを操作し水を出してみたり、リモコンのスイッチも入れてお湯も出ることを確認した。問題なし!

↑ いよいよ、本体の設置である。

 ・・・箱、めっちゃデカいんですけど・・・・

  でも重さはそれほどでもなく、とりあえず一人でキッチンに仮置きしてみる。

 ↑ まずは電源接続と、食洗機本体と水道ホースの連結である。

↑ 本体裏側のコードをクリップから外す(狭くてやりづらかった。最初に外しておけば良かった・・・)。

↑ シンクの左側にあるコンセントまでコードを伸ばし、まずはアースをとる。

右端のレバーを引き上げて、上か下か、どちらかに奥まで差し込む。

↑ で、「下げる」の表示のあるレバーを元通りにもどして、

↑ コンセントを入れる。

↑ コンセントコードがみっともないので、

↑ 後でモールでカバーした。

↑ まずは、本体裏側に、排水ホースを接続し、

↑ 付属のクリップで固定。

↑ 給水パイプを傾きがないようにまっすぐに差し込み星形ナットを締め込んで固定。

 この時、排水ホースは本体前側でシンクの底側(下)に垂らし、給水ホースはその先から延びてくるので給水ホースを上、排水ホースを下にして、側面カバー裏側に押し込む。

↑ 給排水ホースを固定したら、化粧カバーを装着(別に見えない部分なので付けなくてもいいのだが)

↑ 給水ホースを分岐コックに接続!ワンタッチで簡単。

↑ 最後に、排水ホースをシンク内に固定して、設置完了!!である。

 早速、試運転・・・・・が、しかし・・・

↑ 排水が、シンク内をべらーっと流れていく・・・

食器を食洗機に入れ、洗浄して排水される頃には、ママがシンク内の掃除も終わっている頃なので、

そこに食洗機の残菜を含んだ排水が流れてくるのは当然・・「ダメ。直で排水口に流れないかなぁ・・・」とママが言うので、

↑ 排水ホースを設置し直した。狙ったとおり排水もバッチリだ。

↑ 本体の蓋を開けてみる。シンクの4割が使えなくなるほど場所をとるが、まぁ何とか使えそうである。

↑ 洗剤やまな板置き場に干渉しないように、かなり手前(写真右側)に設置した。

↑ 給湯器(兼お風呂)リモコンもちゃんと使える。

↑ 乾燥コースを使うと、上部のスリットから蒸気が噴き出してきた。

乾燥するこの季節ならいいけど、夏場はちょっと、なあ・・・・

(写真では判りづらいが、結構ビャンビャン出る。)

 

さて、食洗機を導入して、

ママは、家事の時間が節約出来るとかなり喜んでくれた。

↑ 食器の置き方がまだまだ慣れないけど、色々試しながら家事を頑張っているママなのでした。

 

◆ おまけ

↑ ママが、「沸かして使った後のヤカンが、熱くてすぐに仕舞えない・・・、キッチンの真ん中じゃなくて、どこかに置けないかなぁ・・みたいなことを言っていたので、左端に置き台を作ってみた。

 ホームセンターでステンレスのパーツを適当に見つくろってネジで組み立てて、左の端っこに置いてみた。

↑ O.K! 邪魔にならないし、使いたいときにすぐに使える、とヤカンの定位置となった。