米軍が三沢にF35A初配備へ 中朝露への抑止力強化で戦力向上、嘉手納の戦闘機も新型に

ワシントン=坂本一之】米国防総省は3日、中国やロシア、北朝鮮などをにらんだ抑止力強化の一環で、三沢基地(青森県)に配備する空軍のF16戦闘機36機をF35Aステルス戦闘機48機に置き換えると発表した。米軍が三沢基地にF35を配備するのは初めて。嘉手納基地(沖縄県)の戦闘機も新型に置き換え、「インド太平洋地域の平和と安定」に向けて航空戦力の近代化を図る。

 

引用元:産経ニュース

 

 

…この数年議論になっていたが、三沢にF-35が来るのは既定路線だからいいとして、嘉手納にF-15EXが来るかどうかは、何とも言えない部分があって。

 

そもそもF-15EXは州空軍のF-15C後継という目的の飛行機であって、そのため調達数も(現時点では)104機という事になっている。

 

もし、嘉手納に48機回すという事になったら、州空軍に回す分が不足するので、それを補充しないといけない。

 

それには幾つか考えがあるが、単純にはF-15EX買い増し(元の144機案に戻す)、F-15E近代化型、F-16もしくはF-35に変更…。

 

そのあたりでまた揉めることになるかも知れないが、どっちにしても極東の主要基地に固定配備の戦闘機部隊がない…というのは、如何にも不味いので、それは当然の結果だったのだろう。

 

それにしても、ボーイングは大丈夫かいな?

 

一番いいのはイスラエル、インドネシアに続いて空自も少数機(50機程度)のF-15EXを導入して、ボーイングの生産ラインを維持させると米軍としてもいいのだろうが、どうなるのやら…

余談だが、北海道では三沢のF-16はまだ見る機会があるが、嘉手納のF-15は2年前に来たのが最後…の筈が、EXになってまた見られるチャンスが。

 

 

 

 

 

余談の余談だが、日本メーカーのF-15Cのキットには嘉手納(18FW/TFW)のデカールが入っているので、作るには困らない…筈なのだが、実は90年代を境に塗装が変わっている。

 

配備から90年代初めまでは空自と同様だったのだが、90年代に入って以降、濃いグレイの塗分けに変わっている。

 

理由は不明だが、そのあたりはリサーチしておいた方が良いのは事実。