ライシ大統領死去でイラン反米保守強硬派に試練 ハメネイ師後継の最高指導者選びに支障も

20日に確認された、ヘリコプター事故によるイランの反米保守強硬派ライシ大統領の死去で、最高指導者ハメネイ師率いる保守強硬派は国内外で試練に直面するとみられる。自由や民主化を求める国民は欧米と対立する保守強硬派に反発しており、ライシ師の後継を決める大統領選でも風当たりが強まりそうだ。ライシ師はハメネイ師の有力後継候補の一人だったため、次期最高指導者選びに支障が出るとの観測もある。

 

引用元:産経ニュース

 

 

…これは冗談だろう…と思っていたらマジだったとは。

 

まぁ、一国の指導者だから、国内各地を見に行くことがあるのは当然だが,悪天候下でヘリを飛ばして事故に遭うとは。

 

報道記事を見ると、搭乗機は旧ソ連のMi-8or17のようだが、これらの旧ソ連機とその発展型は、改良はされているとはいえ、悪天候下で行動できるかどうかは怪しい…

 

…というか、西側のヘリでも悪天候下での飛行を安全に行えるIFR(計器飛行)対応のヘリは高級機なのだ。

 

そもそもヘリコプターは、決まったルートを飛ぶわけじゃないので、大概はVFR(有視界飛行方式)で飛ぶ。

 

ただ、それでは急な天候の変化とか、長距離を飛ぶ時に不便だったりするので、IFR対応の装備がしてある機体がある。

 

有名どころでは、陸上自衛隊の特別輸送ヘリコプター隊とかで使われているEC-225LPシュペルピューマⅡがそうだな。

 

その前のAS332で”陸自で初のIFRが出来るヘリ”として一部の話題を攫ったことを記憶している人は…少ないかw

 

…とまぁ、そのくらい”ヘリでIFR”は珍しい。

 

しかし、珍しいからと言って、”万が一”を考えたら、訓練はしておくべきだし、ましてや大統領搭乗機のパイロットともなれば、当然これは出来る人の筈。

 

そんなパイロットが操ってさえ事故になった…ということは、不慮の事態が発生したのではないかと思う。

 

これから、この事故を巡って『陰謀論』が噴出するのだろうが、”事の真相”は、多分そんな事じゃないかと。

 

しっかしまぁ…国内が色々キナ臭い時に、他所の国で色々妙なことやってるから…とも。

”計器飛行が出来るヘリ”ってのは、民間用よりも軍用の方が多いと思うけど、究極はこのUH-60Jみたいな機体になるんだろう。

 

…な~にせ、計器飛行どころか、悪天候、闇夜でもミッション遂行可能なように造られている…ってんだから…