「口座が詐欺に使われている」「逮捕されないために逮捕前保釈金が必要」 30代男性が約1800万円だまし取られる

札幌・厚別警察署は24日、特殊詐欺事件が発生したと発表しました。

警察によりますと、18日に札幌市厚別区に住む30代男性のスマートフォンから警告音が鳴り「あなたのスマートフォンはまもなく使えなくなる」と総合通信局の名前で通知が来ました。

男性が書いてあった番号に電話をすると、警察官や検察官を名乗る男から「あなたの携帯電話が詐欺に使われていて数億円の被害が出ているので逮捕状が出る」「逮捕されないためには逮捕前保釈金制度を使うしかない」「詐欺の被害額の数パーセントを振り込む必要がある」などと言われました。

 

引用元:MSNニュース

 

 

…毎日毎日、これだけ話題になっているのに、よくもまぁ引っかかる人が後を絶たないもんだと感心する。

 

この事件の場合、件の電話を契約した人がまず追及されることになるだろうが、ます間違いなく架空名義だろうから、そう簡単には追跡できないだろう。

 

更に、振り込まれたお金は、入金されてから、それほど時間を置かずに出金されて、どこか別の口座…もしくは現金で纏めて引き出されてしまって(とくに海外だったら追跡が不可能だろう)、もうそのお金は戻ってはこない。

 

しかも酷いことに、今度はその犯罪に引っかかったお金を取り戻す…と言って、更に詐欺に引っかかるケースがある。

 

…というこで、私自身はこのブログでも何度か書いているが、”詐欺目的で架空の電話、メールを発信した時点で重罪に処す”くらいのことをやらないと、なかなか減らないんじゃないかと思う。

 

なにせ『引っかかったら儲けもの』で、発信するだけなら罪に問われないし、契約を解除されたとしても、別名義で契約すればいいだけなので、この手の犯罪グループは”捕まるリスク”を極力少なくしながら荒稼ぎできるわけ。

 

しかも、この手口”迷惑営業電話”とやり口が一緒。

 

繋がった電話番号や、メールアドレスをリスト化して売買する。

 

勿論、片端から通報されれば、プロパイダや電話局でブロックされてしまうので、ブロック件数が増えたら解約してまた別な…と言うことに。

 

…で、1件引っかかったら、その相手を徹底的に毟る…と。

 

ともあれ、こういうのは”きっかけを作らない”が一番の対策だろうから、警察庁、政府も色々あるだろうけど、もちっと強力な対策をお願いしたいところではある。

 

 

当然ながら、こういう犯罪に騙されないようなガイド本も発売されてはいる…が…

 

本屋で前面に出して売ってもいい様に思うがやっている本屋は見たことないw