サッカー日本代表、宮里藍(ゴルフ)、松坂大輔、松井秀喜(野球)など、日本出身スポーツ選手の活躍は年を追うごとに素晴らしくなっている。

いいことだ。


がそこはめったくたブログ、ちょっと逆に考えてみた


なんで日本に追いつかれるのか?


いい例が今回のサッカーワールドカップ。


今回の日本代表の最大の特徴は


ベスト16進出チーム中最少のファール数なのだ

つまり、もっともクリーンなゲームをするチームと言うことだ。


裏を返すと…

危ないプレーに手を出さずとも充分世界と戦える

ってことで、これはかなり強い。基礎が強いということだ。


そもそも日本人はあらゆる分野で伝統的に基礎を重視する。言い換えれば農民や職人の文化ともいえる。要はモチ屋は餅が作れるのが普通、餅屋にそばのオーダーを出す訳ないだろうと。


反面、欧米は結果重視、結果が出れば、プロセスは問わない。餅屋でも、そばのオーダーを受けて、それがもうかるならば作るだろう。しかし、それでいいものが出来るとは思えない。故に品質についての契約が必要になる。

ゆえにフェア(公正さ)が重視される。それが契約社会たる所以なのだ。


今回のW杯で、欧州ではあらためて『フェア』の価値を見出しただろうが、日本ではフェアなのが当たり前。でないと地域社会で生きていけない、商売できない、働けない。

『お前、そこいら辺りは分かってるべな?』

ってことが暗黙のうちに了解できないと、結構生きていくのが大変な社会だってことでもあるが。


裏を返すと、外国人が日本社会で飯が食えたならば

『相手の手の内が読めるようになる』

ので、日本で成功できれば世界で通用する、という最近の経済トレンドとも一致する。


翻って考えてみると、最近の日本スポーツ選手の海外での活躍の裏には

欧米スポーツ界の手の内が読めるようになってきた

のもあるのではないか?


まあ、深読みのしすぎかも知れないが…さて、数少ない我がブログファンの皆様、どう思うでしょうか?


万一私のエントリーに触発された方はいずれこの本に辿りつくだろうな。んで、今のうちに紹介しておく。

「いき」の構造 (講談社学術文庫)/九鬼 周造
¥840
Amazon.co.jp