例題です。
肉じゃがを作ったら、変な味になってしまいました。失敗です。
では、何故、失敗したのでしょうか?
食べてみて分かったのは、ソースの味がしたことでした。
そうです、醤油を使うところでソースを入れたのでした。
では、失敗の原因は、「醬油とソースを間違えたこと」でいいのでしょうか?
いえいえ、そうではないのです。
そんな単純な原因追求では問題解決スキルは無いに等しいです。
何故ソースと醤油を間違えたのでしょうか?次のことが考えられます。
(1)料理する場所にソースしかおいていなかったか。
(2)ソースと醤油を間違えやすい場所に置いていたか。
(3)ソースと醤油の容器・ラベルが似通っていて誤認しやすかったのか。
(4)ソースを醤油と思い込んでいた、思い込みが激しい人が料理していたためか。
原因を考えるときに特性要因図を描いてみるのが有効な場合が多いです。
その時のキーワードが、人・モノ(材料)・道具(設備)・仕組み(方法)です。
これらの4つの要素について、品質管理では各要素の英語の頭文字を取って4Mと呼ばれます。人=Man、材料=Materia、設備=Machine、方法=Methodです。
上記の例では、(1)は方法、(2)は設備、(3)は材料、(4)は人が該当します。
この4Mを基に原因を掘り下げていくことは、有効な手法です。
日常生活でも応用できます。
使ってみてください。
キーワードは、「原因追求には4M」です。
問題解決スキルについて、もっと早く、もっと実践的に知りたいと思われる方は、下記に連絡ください。個別対応いたします。
山田茂樹 メール ooshukubai@hotmail.com