問題を解決しなくならなくなった時に、取り掛かる前にその問題に類似な問題を解決した際に作られた特性要因図は、有効な手がかりになります。

問題が発生した時、それまでの知見を整理する事は大切です。それにより、現状把握で取り組む事象を層別できるので、方向性がかなり明確にできます。

 

その層別とは、前提事象と解明事象です。

前提事象とは、我々がコントロールできない部分で、確認をする必要がありますが、その悪さを見つけても問題の解決ができない事象です。

解明事象とは、我々がコントロールできるはずの部分で、調査を進めれば問題の原因が見つけられる事象です。

 

このように前提事象と解明事象の送別があらかじめできれば、現状把握は効果的に進めることができます。

そして、解明事象を掘り起こしていく中で、前提事象と思っていたものが本当は解明事象であったということが判明することもあります。

 

それにより、この問題の解決ができた時、もともとあった特性要因図を、今回分かったことを踏まえて改定していくことで、次の問題発生時にはもっと効果的に解決ができることになります。

 

キーワードは「問題解決をしたら、その知見を特性要因図で残す」です。

 

問題解決スキルについて、もっと早く、もっと実践的に知りたいと思われる方は、下記に連絡ください。個別対応いたします。

  山田茂樹   メール ooshukubai@hotmail.com