◎日光太郎山回峰行

小太郎からの眺め


日光三山(男体山、女峰山、太郎山)の一つ、太郎山へ登拝して来ました。

ずっと雨の予報だったので山頂での当道秘法は出来ないかなー?と思ってたら晴れ😊

前もって日光の峯中本尊である金剛童子の行法をやって置いたので起きてすぐ日光へ出発。

今回はいつもの登拝ではなく回峰でやりました。

行者なので意味から言ったらすべて登拝なのですが、タイトルに登拝とか回峰と付けてルート名称を使い分けています。

◎登拝=ピストン、若しくは別の登拝口に降りても一山だけなら登拝と言ってます。

◎回峰=ニ山以上でスタート地点に別ルートで戻る場合を回峰と言ってます。一般的には周回コースですね。

◎縦走=通常の縦走コースです。


いつもの山王峠からスタートではなく湯元の日光山温泉寺から出発します。雨が少しパラついてます


参道



本堂でご法楽して出発



本堂手前の木道から源泉へ向かいます




刈込湖へ着きました。ちょっと雨が本格的になって来たのでカッパを着て出立


刈込湖と切込湖の連結部分。雨量が多いと繋がるそうで見られるかな?と思ってましたがほんの少し繋がってました(^^)


涸沼は到着。左の山は於呂倶羅山



涸沼から山王峠へと向かいます。結構な登りが待ってます



山王峠にある太郎山への登拝口へ着きました。いつもはここからスタートです。先ずは山王帽子山を越えます




山王帽子山へ登っていたら雨が上がり見晴らしが良くなって来ました。


山王帽子山頂へ到着



山頂から振り返ると男体山がお姿を見せてくれてました。少し休憩して太郎山へ向かって山を下ります。


太郎山手前の小太郎へ到着



小太郎からの裏男体山と中禅寺湖。素晴らしい眺めです


右から大真名子、小真名子、帝釈


左の尖ってるのが太郎山。


白根山も見えました


剣ヶ峰。崖をクライミング気味に下るのですが怖いです


実際に見ると高度感があります



剣ヶ峰からの下り。ロープや鎖がないので注意が必要です


前向きだと危ないので後ろ向きに降ります


剣ヶ峰を越えて太郎山の頂上へ到着しました


太郎社の前で無事に当道秘法を奉修いたしました。少し休憩してお花畑へ向かいます。


出立前に今回のメンバーで記念に


お花畑入り口にあるお釈迦さん


お花畑




日光三険の一つ、新薙へ来ました。ちょっとトラバースが続きますが気を付ければそんな怖いとこではないです。この新薙を過ぎると本格的な下りが始まります。


ちなみに日光三険とは大真名子山にある鎖と梯子が据え付けられている「千鳥返し」、女峰山と帝釈山の間にある狭い尾根の「馬の背渡り」とこの新薙になります。



ロープ等を掴みながらやっとこ降りられるような下りが続きます


ややこしくて面倒臭い下りを降りたところで一休みしてたら下から猛烈な勢いで走って来たお嬢さん。トレラン選手の卵で今後様々な大会に出場予定なんだそうで楽しみです。頑張って下さい😊

林道出合まで降りて来ました。


林道出合の道標のところで少し休憩


巡礼者、行者、山伏の天敵のアスファルト舗装道が始まった

梵字飯場の駐車場。車2台止まってた

光徳へ向かいます

国道へ出ました


ここから湯元へ向かいます


湯滝の入り口で休憩

湯ノ湖に到着。ゴールは撮り忘れ😅

今回の軌跡。

軌跡を改めて見て太郎山を回峰しても距離・累積標高差ともにこの前の女峰山には及ばないことを考えると流石に女峰は日光の女帝・日光連山の母と云われるだけのことはある😄

湯元の温泉寺からスタートした時は雨がパラついていましだが、山頂では見事に晴れ下山後に本降り、怪我人を出すこともなく満行出来たことを思うとやはりお陰様を感じます😊

南無日光開山勝道上人
南無日光三所大権現
南無峯中本尊金剛童子