私は結果より過程を重んじる方です。

今、例えばガンになったらもっと健康に気を付けていれば良かったって思うはずです。

でも普段から気を付けていれば、後悔は出て来ないとおもいます。

結果を受け入れるには過程をどれだけ頑張ったか、どれだけ大切にしたか、だと思います。だから私は過程を楽しむ為に毎日様々な事を試してます。                                  
魂は色々な事を経験しないと成長出来ないのよ  映画「西の魔女が死んだ」のお婆ちゃんの言葉です  
 
日本は大東亜戦争で敗戦を経験しましたが、それを結果を重視するのか、過程を重視するのかに今後の日本人の在り方に大きな開きが出来るのではないでしょうか。                       

このことは東洋人と西洋人の違いでもあるような気がします。

アニメ「「フランダースの犬」は日本人に長く愛されている名作だが、欧州では不評だそうです(当時は子供が死ぬのは珍しくなかったと言う世相もありますが)。

アメリカではラストをハッピーエンドに変えて放送したそうである。

1986年に舞台のモデルとなったホーボーケンに少年ネロと老犬パトラッシュの銅像が建てられたそうであるが、あまりにも日本人観光客からの問い合わせが多かったからだそうである。

では何故、日本人にこの話は長く愛され続けているのか?

それはどんなに罵られ、裏切られ、打ちのめされても、ただひたすら自分の夢を追い求め、酷い仕打ちをした人々を怨まず、財布を盗んで生き延びるより死を選んだあの少年の純粋な、そして潔い生き方に共感を覚えるのではないだろうか?

結果だけを考えたらあのとき財布を盗んで生き延びた方が良かったのかもしれない。

でもどんな結果が待っていようとも関係ない、私が今すべき事をするだけだ!とあの少年は思ったのでしょうね。

そして満足していると思います。

それはクリスマスの朝、アントワープ聖母大聖堂の憧れのルーベンスの絵の前で愛犬と抱き合い、微笑みながら冷たくなっていた少年の表情が物語っているような気がします・・・。

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