今回はドラゴンフライ2のレビューです。

あくまでも私見であることを念頭におき、参考にして頂ければ幸いです。

今回は以下の内容を掲載してます

1.サイズ感

2.重量

3.走ってみての感想

4.ドラゴンフライ2エリートを予想する

 

 

  サイズ感

前作とほぼ同じ

 
写真による比較↓

 

足長は、ほぼ同じ。

 

甲周りが若干大きくなった感がある。

足が幅広甲高の人にとってはうれしいアップデートとなっている。

とは言え、基本的にはサイズは前作と同じが良いと感じている。

 

  重量(ピン着用)

前作とほぼ同じ

 

左右共に136gだった

 

 

前作は左が132gで、右は134gだった。

 

 

 

  走ってみての感想

走ってみて大きく感じたことは以下の2点

 

①厚底シューズとの乖離が少なくなった②より汎用性の高まったアップデート

 

①厚底シューズとの乖離が少なくなった。

 
以下の写真で、お分かりいただけるだろうか。

旧作と比べるとドラゴンフライ2は少しではあるが、中足部の厚みが増している。
厚みが増しつつも重量がそこまで変わらないのは、スパイクピンの本数を減らしたことや、新しい糸を使用した
エンジニアードメッシュアッパー構造で軽量化を図っているからとのこと。
 
一方で、アルファフライ3しかり、ヴェイパー3しかり、メタスピードParisシリーズしかり、「厚底シューズ新世代」はシューズの厚みは維持しつつも、軽量化がなされている。
 
私が現在着用しているエッジParisは175g。
厚底シューズとスパイクの重量差が以前よりも少なくなってきている。
 
トラックレースを想定して作られたスパイクと、ロードレースを想定して作られた厚底シューズなので「似て非なるもの」と言えばそうかもしれないが、言い方を変えれば「非なるものなれど、似たもの」ともいえる。
 
今作ドラゴンフライ2はピンの数も減り、ズームXフォームも増量されたと聞く。
一方で厚底シューズも軽量化がなされ、重量がスパイクに近づいてきた。
 
このような背景もあり、「どこか厚底シューズに近い感覚で」インターバルトレーニングができた。
普段はクッション性の高いHOKAのクリフトン9やロードでのスピードトレーニングはエッジParisをつかうなど、薄底に全く縁のない走りをしている自分が、試し履きもなしにいきなり1000m×5本をやってもなぜか違和感なく走れたのだ。
 
安定感があり、旧作に勝るとも劣らない反発で久しぶりに納得のインターバルができた。
 
 
②より汎用性の高まったアップデート
 
もう一つ感じた点としては、「より万人受けするシューズになった」ことを挙げたい。

↑靴底の測定部位は20㎜以内をキープしつつ、ズームXフォームは増量。

中側部から前足部にかけての反り上がりも前作よりも、わずかながら大きくなっている。

 

これにより、ミッドフットやフォアフットよりで着地してからの重心移動がスムーズになると考えられる。

さらに↑写真で2作の中側部から踵部分までを比べてほしい。
今作の方が、ズームXの占める面積が大きい。
※前作のスウォッシュ(Nikeのロゴマーク)部分は硬めの素材になっている。
 

この違いからも「より万人受けする仕様」になっているのではないかと考える。

ただし、あくまでも一番シューズの恩恵を受けるとするのならば、フォアフットやフォアミッドによる着地がベストだと思う。

 

 

  ドラゴンフライ2エリートを予想する

 

ドラゴンフライ2エリートは「尖らせてくる」のではないか?

ここまでドラゴンフライ2のレビューをしてきた。

最後に、5月下旬に発売されるというドラゴンフライ2エリートの仕様を予想したい。

 

ずばり、「尖らせてくる」と予想する。

つまり、「高い走技術をもったランナーが恩恵を受けられるシューズ」ということだ。

故に、ドラゴンフライ2はより万人受けする(と私は感じている)仕様となっているのではないだろうか?

 

ドラゴンフライ2だけでも旧作を凌ぐアップデートとなっているのに、何故、「エリート」と関するモデルを発売するのだろうか?

 

Nikeの戦略を考察はここでは避けるが、受け取るべき人が受け取り、好パフォーマンスを発揮することを願いたい。