【今回の話:現在取り組んでいる飛脚走法「第2段階」(以下「飛脚ver2」)のここまでの考察です。結構マニアックな内容なので適当に読み飛ばしてください】
 
20分アクティベイト
5㎞ランニング+スプリントドリル+流し×2本
クルーズインターバル2㎞×4本
ねらい
①LT向上
②飛脚走法「第2段階」(以下「飛脚ver2」)の習得
 
 
シューズはアルファフライ3
 
タイツは安心安定の↓
 
 
アクティベイトは骨ストレッチ
からのレシプロストレッチ・股関節をつかう動きを入れ、アップランニング
 
そこからスプリントドリルと流しを入れてからクルーズインターバル開始
まずは結果から↓
良く走れたと思う
飛脚ver2の肝は「連動と重心移動の変革」
 
【連動について】
よく「骨盤と肩甲骨を連動させて」というのは聞いたことがあるだろう。
で、どう連動させるかというと、
①右の肩甲骨を引いたら右の骨盤を前に出す
だとか
②右の肩甲骨を引いたら左の骨盤を前に出す
といったあたりになるだろう。
 
が、今回の連動は①・②とは明らかに異質だ。
異質が故にそれが腕振りに影響を及ぼす。
 
簡単に言えば「どうやって腕を振るのか(動かすのか)戸惑ってしまう」
見方を変えれば、腕振りは「副産物」でしかないともいえる。
 
大切なのは重心移動と体幹の使い方。
 
【重心移動について】
これまでの飛脚走法では、重心移動は前方方向への移動のみ意識していた。
が、今回は重心が一歩ごとに左右に移動することになる。
この左右の重心移動についてはこちら↓の動画をご覧いただくと丁寧に解説されている。

 

こちら↑の動画で「うねり走り」という件があり、ウサインボルトの走りを解説しながらその説明がなされる。

そちらをご覧いただければ「一歩ごとの左右(正確には支持脚)への重心移動」について雰囲気をつかんでいただけるだろう。ぜひ、ご覧いただきたい。

 
 
さて、今日は1月以来のモーションセンサーを着用してランニングフォームの計測を行った。
まずは従来の飛脚走法で走った1月の8000mペース走のリザルト↓
 
次に本日のリザルト↓
何と、スコアは1月(従来の飛脚走法(以下「飛脚走法ver1」))の方が上ではないか!?
 
スコアを落としている原因は一目瞭然だろう
スムーズな重心移動の項目が飛脚走法ver1の方が明らかに勝っている。
 
では、飛脚走法ver2はver1よりも劣っているのだろうか?
私自身は「モノにすれば断然ver2に可能性を感じる」と思っている。
 
理由は以下の2つだ
①ver2の方がハマるとスムーズにスピードが出る
②2㎞×4本を終えた後の疲労感が少ない
からだ
 
でも、実際にはスコアはver1の方が高い。
これについては、こう考えている
 
ver2の重心が一歩ごとに左右(支持脚)に移動する現象を、モーションセンサーは「良くない動き」として評価しているのではないだろうか?
 
けど、先ほど紹介した動画でもそうだが、私は「地面反力を最大限に生かすのに適した動き」であるという考えの方を支持していいと思う。
 
モーションセンサーでも「骨盤を軸とした全身の連動」や「動きの力強さ」の項目がver2の方が高くなっている。
とは言え、これも希望的な推察の域を出ない。
 
引き続き、データと体感を注視しながら飛脚走法ver2を深堀りしてみようと思う。