今日の昼休み、会社の外に出るとレールを軋ませて走る電車の音が。
何気なくそちらの方を見ると、富山地方鉄道に新たに導入された元東急の8090系が走っているではありませんか!
というわけでいてもたってもいられず、電鉄富山駅へ。
定期券を見せつつ、一応、改札の方に写真を撮らせてほしい旨、断った上で、写真を撮ってきました。
ただし、携帯電話のカメラなので画質が今一つなのはあしからず・・・。
富山地方鉄道での形式は、17480系となります。
富山地方鉄道の中では、最もモーターの出力が強い車両となりました。
側面の方向幕は元京阪車10030系のように潰されるのではないかと予想していたのですが、今のところは残っていました。
もっとも、ステンレスだとパテで埋めるわけにもいかず、方向幕を抜き取ってしまうと見栄えも悪いでしょうから、このまま活用するのではないかと思います。
室内は東急時代のロングシートがそのまま。
覗いてみたところ、えこまいか(ICカード)用のカードリーダー等がまだ設置されておらず、運行開始までにはまだもうちょっと時間がかかりそうな様子。
当初は「9月より運転開始予定」とのことでしたが、難しかったようですね。
そうこうするうちに、試運転列車は発車していきましたが、モーター音は東急時代そのものでした。
ちなみに富山地方鉄道によると「最高運転速度110km/h」となっておりましたが、それは車両性能上の最高速度で、現在、他の車両の最高速度は95km/hになっていることから考えると、110km/h運転をすることはまずないでしょう。
その場合、線路の保守レベルを上げなくてはなりませんし、踏切が鳴動し出す地点の変更も必要です。
また、急行や特急運用にでも入らない限り、駅間距離が短い区間が多いので、それだけの速度を出すことはまずできないでしょう。
運行を開始したら一度は乗ってみたいと思いますが、通勤時にこの電車が来たとしたら、うーん・・・。
やはり、富山地方鉄道の他の車両のような転換クロスシートやリクライニングシートの快適性には到底かなわないでしょう。
でも、何はともあれ、新車両の運転開始は楽しみではあります。