やまびこDr.の診療日記

やまびこDr.の診療日記

人生の大事業の子育ては、ほとんどぶっつけ本番! 分からない事だらけで心配がつきません。
でも正確な情報を知り納得できれば心配は減らす事が可能です。
薬よりもっと大切な事をお伝えする小児科医のブログです。

僕が最初に勉強会を開催したのは、2013年です。

 

第一回目なので、当然実績0の状態での開催でした。

 

誰も来てくれなかったらどうしようかという恐怖の元待っていたら、来てくれたのはなんと二名!!

 

自分の中では「二人も来てくれたーー!!」と天にも昇る気持ちでした。

 

そこで、風邪をひくとなぜ熱が出るのか? 薬はどの様に作用するのか? といった基礎的ではあるけれど余り聞くことはないであろうお話をしたら、そのお二人はとっても喜んで下さいまして、また聞きたいと言ってくれたので、その後も開催することになったのです。

 

そのうち毎月テーマを変えての定期開催になり、2016年には「ワクチン講座」をはじめ「アレルギー講座」や「子育て講座」など合計7種類の講座を作って、全国各地でお話会を開催していました。

 

2019年からはそれらを全部やめて引きこもっておりましたが、その後また少しずつお話会などの開催も復活し、現在に至ります。

 

でも僕は自分で告知や集客をするエネルギーがないので、声がかかったらそこに出向いて単発のお話会をするという形にしております。

 

しかし昨年より連続講座の定期開催もしています。

 

大阪府交野市の「統合医療スペースきさいちの杜くくり(通称くくり)」で開催の「いのちの根っこの講座」(全8回)です。

 

僕の物の見方考え方を系統立ててお伝えすることにより、病気や悩みの解決だけでなく、自分の命や生まれてきた意味なども考えるきっかけとしてもらう講座です。

 

同時に、多くの人にくくりを知ってもらうものでもあるし、くくりメンバー同士の想いの共有の意味もあります。

 

八回全部聞いて頂ければ深く理解してもらえると思いますが、興味のあるタイトルの会だけでももちろん役立てられると思います。

 

5月スタートなので、次回(2025年8月18日月曜日)は第4回目の「発達障害・不登校編」になります。

 

発達障害や不登校の悩みを抱えているお母さんたちや学校の先生たちのみならず、社会問題となっているこれらのトラブルの本質を知りたい方、くくりやよこちに興味のある方、色々な方に受講してもらいたいと思っています。

 

お問い合わせお申し込みは、こちらまでお願いします。

https://www.instagram.com/kukuri_kisaichi_katano?igsh=c3pldDBkM3BneGE4

 

 

なお、くくりの会員であるくくり姫んばーになれば、アーカイブ視聴もして頂けます。^^

現在、山梨と静岡と大阪で定期的に乳児健診を行わせてもらっています。

乳児健診と言っても、ほとんどお母さんたちと雑談をしながらの(子育てを含めた)お悩み相談です。

 

僕が助産院に出入りさせてもらうきっかけは、10年程前になるのですが、出産のできる助産院をされていた助産師さんとの雑談です。

 

助産院には医師がいないので、外科的処置(切開や縫合)はできません。

病院での出産ではほぼ全例、会陰裂傷(出産時にお股が切れること)を起こしていたので、助産院ではその処置をどうしているのか聞いたのです。

 

するとあっさりと「いや、切れないですよ」と答えたのです。

 

当時の僕にとっては、受け入れ難い答えでした。

小児科医としての知識や経験から、切れないなんてありえないと思っていたからです。

 

その返答を聞いて当時の僕は、①何とか納得できる解釈を見つけ出そうとしたのですが、全く納得できるものはなかったので、②考えるのをやめて話を終わらせた、のです。

 

本来ならそこには会陰裂傷が起きないものすごい秘密があるはずなのに、そのチャンスを見逃してしまったとも言えます。

 

それから何年かの間に色々な経験をして助産院でのお産を何例か立ち会えた事で、「ちゃんと赤ちゃんの生まれる力とお母さんの生み出す力を信じて委ねればうまくいく」ということと、「そのためには緩むことが秘訣」ということが分かりました。

 

 

この世の中を安心して生きて行けるのは、全員に自分なりの「信念」「信じていること」「判断するための軸」があるためです。

 

トイレを安心して使えるのは、そこでしても良いと「信じていて」レバーを引けばちゃんと流れるからと「信じている」からであり、お店のレジで数字の書いてある紙を渡すのは、この紙には商品と同等の価値があると「信じていて」お店の人も同じ様に信じていると「信じている」からです。

 

その「信念」がないと安心してこの世界を生きていくことができません。

 

でもその「信念」に沿った解釈ができないとなると、とても不安になり生活が困難にさえなります。

 

だから、自分とは違う「信念」を持つ人に出会った場合、①まずは無理にでも自分が納得できるように解釈しようとして、それがダメなら②無視することで、不安を無くそうとします。

 

例えば医者の言うことは絶対だと信じている方のママ友に「子供に注射したことないんだよね」という方がいた場合、①医者ではなく妙な信念を持つ人に騙されている人なんだと無理矢理納得しようとし、それでも納得できなければ、②その話題はなかったことにする、ということかと思います。

 

どの「信念」を持っていようとも、それはその人の人生において必要な「信念」なので、自分の今持っている「信念」を貫けばいいと思うのです。

 

様々な経験をすることで、自分の「信念」は変わっていきます。

 

注射は安全という「信念」を持っていた人が副作用を発症した事により逆の「信念」を持つことだってあり得ます。

 

でも多くの経験によりあらゆる考え方ができるようになり、それで考え方の幅が広がり人間の幅も広がって行きます。

 

 

「○○だけが正解」と思っている人もいます。

 

かつては「○○だけが正解」と思っていたけれど今は「△△だけが正解」と考える人もいます。

 

そこから進んで、「○○でも△△でも正解」と考える人もいれば、「どれも正解」「どれも不正解」と考える人もいます。

 

 

あらゆる経験をする中で、あらゆる信念をもつ経験ができて、それで人間の幅が広がっていき、その人の人生が豊かになっていくのかなと思っています。

 

助産院での出産の本質を知らなかったら、今でも助産院の出産に疑問を持ち、そこで出産するお母さんたちや助産師さんたちから距離をおき、今の自分の診療スタイルはなかったと思います。

 

違う信念を持っている人と対立したりする中で、何かの拍子に「そうだったんだ!」と思えた時、それが「キヅキ」であり自分の信念が変わる時であり、人間の幅が広がる時です。

 

自分の信念と違う人と出会うことが、実は自分の人間の幅を広げるチャンスなのです。

 

本日(2025.8.12)のブログで記載ミスがあったので、訂正します。

 

「研修医時代から30年近く経った今、今の小児医療がデータ重視、科学的根拠重視になってきているので、その「感覚」が疎かになってきています。」

 

と書いたつもりだったのですが、「小児医療」の部分が「施術院」となっておりました。

 

意味が全く変わってしまいます!

 

その原因は、ぼくのパソコンで「しょうにいりょう」と入れると勝手に「施術院」と変換されてしまい、それに気づかず投稿してしまったからです。

 

全く逆の意味になってしまうので、あえて訂正させて頂きました!

 

全国の施術院の方々、誤解を与えてすみませんでした! m(_ _ )m

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10年以上前、潰れそうなうどん屋さんを流行らせようという企画のテレビ番組がありました。

 

まずはカリスマ板前さんに来て頂き、その店の評価と改善点を指摘してもらう予定だったのですが、その板前さんは出されたうどんを食べる事なく、怪訝な表情で「評価不能です」と評価しました。

 

つまり、全くダメという事でした。

 

そのうどん屋さんの店主は、

 

「いや、まだ食べてないじゃないですか!」

 

と言うと、もっと怪訝そうな顔で板前さんは、

 

「食べなくても分かります」

 

と答えたのですが、それでも納得いかない店主が食い下がると、板前さんはしょうがないなあと言う表情で一口食べ、すぐに箸を置きました。

 

 

人間誰しも「予感」という「感覚」を持っています。

まだ起きていない未来のことを「これがいい」とか「これは嫌だ」とか分かる「感覚」です。

 

その感覚があるので、レストランのメニューの中から自分が満足するであろう料理を選べるのですし、結婚する相手も通いたい学校も選べるのです。

 

もちろん色々な知識や経験があるから分かるのですが、でも最終的な決定権は「こっちがいい!」という感覚です。

 

つまり、知識や経験は単なる参考資料でしかなく、自分の「予感」が絶対的指標だということです。

 

その道のプロというのは、知識や経験以上に、自分の磨き上げた「感覚」を絶対視できている人とも言えます。

 

うどん屋さんの店主は、知識や経験はそれなりにあったのかもしれませんが、「感覚」の部分がごっそり抜け落ちていたと思います。

 

そのうどん屋さんの良くない部分を指摘するなら、テーブルの配置とか清掃の不備とか配膳時の所作とか色々あるとは思いますが、それらはあくまで枝葉末節の一側面であり、その根幹にある「店主の想い」がそのまま店の「雰囲気」に現れているだけであり、それをプロとしての「感覚」で瞬時に見抜き、うどんを口にするまでもなくその味を「予感」できたのだと思います。

 

医療の分野でも、この「感覚」が置いてけぼりになっている気がしています。

 

僕が今でも尊敬している研修医の時の指導医の先生の言葉は、今でも大事にしています。

 

「赤ちゃんは物言わぬ生き物だけれど、雰囲気で教えてくれる」

「君が何か一個でも違和感を感じるなら、入院させなさい」

「君が何も違和感を感じないなら、翌日来てもらえればそれでいい」

 

新生児とは生後0ヶ月の赤ちゃんです。

他の赤ちゃんとは違い、具合が悪くても症状をあまり出しません。

 

なので、何となくの雰囲気がとても大事なのです。

小児科医として、その雰囲気を察知する「感覚」や「予感」を磨き上げることが、まず最初に獲得すべき能力でもあるのです。

 

研修医時代から30年近く経った今、今の小児医療がデータ重視、科学的根拠重視になってきているので、その「感覚」が疎かになってきています。

 

人間の持っているこの素晴らしい「感覚」をもっと大切にすると、医療者だけでなく子供さんにとってもお母さんにとっても、もっと素敵な医療になると思います。

 

現在、診療所のある山梨県南アルプス市と、もうひとつの拠点のある大阪府交野市とを行き来しながら、診療や各種相談業務を行っています。

 

診療/相談内容は、子供に関わる心身のトラブル、家族全般のトラブル、お母さんやお父さんの悩み全般にまで及びます。

 

その中でも僕の好きな相談は「不登校のお子さんの相談」です。

 

本人もご家族も悩んでいる中「好きな」という言葉は不謹慎かもしれないのですが、でも好きなのです。

 

それは、(少なくとも当院に来られる)不登校のお子さんたちが、とても素敵で素晴らしい魅力あふれる方達ばかりだからです。

 

全員、優しくて繊細で綺麗な心を持ち、状況の判断や物事の本質を察知できる頭の良さも持ち合わせ、次の時代を作っていってくれるお子さんだと感じるからです。

 

でもその繊細さゆえ、誰かのネガティブな感情に接するだけで苦しくなったり、無意味と感じることもせねばならなかったりするため、学校という「場」にいられなくなっている場合がほとんどなのです。

 

「馬が合う」という言葉は自分と誰か他の人の「雰囲気」が合致するという言葉ですが、人に限らず動物でも本などの物体でも、建物や場所でも同じです。

 

自分の持つ「雰囲気」とその場所の持つ「雰囲気」が合わないと、居心地が悪いと感じます。

しかもその「雰囲気の差」を敏感に感じられる人の場合、もっと居心地が悪く感じます。

 

その子にとって、学校がネガティブな雰囲気の場所や制度になっていれば、繊細な子ほど行きづらくなって当然です。

 

ですので、不登校のお子さんが相談に来られた場合、そのような話をすることでまずは本人もご家族にも安心してもらった上で、ではこの先どうするのか?というお話をいろいろな角度からしていきます。

 

長期休み明けには、特に苦しむお子さんが増えます。

 

夏休みの今、「休み明けが不安だなあ・・・」という方には相談をしてもらえればと思います。

 

※1時間12,000円(対面) /24,000円(オンライン)

 

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【夏休み特別企画】2025年8月中

 小学生〜高校生が直接お申し込みの場合は、オンライン30分無料(一人1回限り)。先着5名。

 ご家族の方がお申し込みの場合、オンライン30分通常の半額(一人1回限り)。先着5名

 

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 ③メール(yamabiko.dr@gmail.com)