銀爺が私を笑わせた話。

 

「上の妹がファイスブックに笑った顔をアップしてたんだけど、

ボトックス入れてるから顔が引きつって、それでも無理して笑顔作ってるから上唇がめくれ上がって、ご機嫌なドンキー音譜馬みたいな顔になってるんだよ。

おかしいからその写真アップするのやめろって言っといた」

と、報告してきたので、例えがまさかのドンキーに失礼ながら噴き出してしまった。

(おまけに銀爺によるドンキーの鳴き真似付きだったからな)

 

正直、私が記憶している妹の顔とドンキーは重ならないのだけど、

私の帰国後にヴァージョンアップしたのかもしれないな。

 

渡米して最初の頃、“私より10歳近く年上なのに年を感じさせない顔だな”

という印象だったのだが、

ある時、えらく疲れたような年相応の顔をして現れたので、ンン?と、なった。

 

それから何年も経ったある時、

銀爺が車でその妹を病院に送っていくことを頼まれた。

どうしたの?と、銀爺に理由を聞いたら、

「胸のシリコンが漏れたから取り出してもらうんだって・・・」・・・と。

胸にシリコン入れてるくらいならボトックスなんて序の口だよな、と、その時に顔のハリの謎が解けた。

 

ちなみにアメリカ人のシリコン装備は日本人より普及していると感じる。

整形大国といわれる某国もそうだが、東アジア人の整形はスリムなプロポーションづくりも意識するが、アメリカ人はふくよかなまま胸にシリコンを入れたりするから、傍目にわかりにくいんだ。

 

「若い頃、妹は結構カワイイ顔をしてたんだよ」

と、銀爺は言っていた。

「うん、私もそう思う。娘さんが30代の時、パーティーに来てたけど、綺麗だったもん」

(ちょっとバック・トゥー・ザ・フューチャーのジェニファーみたいな雰囲気だった)

と、同意したら、

「その娘もボトックス入れて母娘でドンキー音譜馬みたいな笑顔になってるんだよ!」

と、銀爺は嘆いていた(私は再び爆笑してしまった)。

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