前に「A5和牛で“すき焼き風煮込み”を作って、割り下が余ったから炊き込みご飯を作ったら、えらい目にあった」とブログに書いたのだが(ご記憶にあるだろうか?)、その件について。
炊いている最中に
炊飯器がぶっ壊れましてね。
保温ランプが点いたから出来上がったのかと思って開けてみたら、生米のままで、
“えっ!?もしかして、私、炊飯ボタン押すの忘れた?”(保温ボタンのまま電源を切ってしまうこともあるので、その時は保温→炊飯に押しなおして使用する)
と、思って、慌てて早炊きボタンを押して炊飯しなおした。
次に保温が点灯した時、
“おしっ、今度はできたゾ”
と、開けてみると、やはり生米のまま・・・。
やっと炊飯器がぶっ壊れたことを確信した。
さて、それからが大変!
“どうするよ?この生米・・・。夕飯間に合わないし・・・”
しょうがないので、その日はご飯はキャンセル、おかずと汁物だけにさせてもらって、電気圧力釜で炊くことにした。
・・・が!もうその頃には米が水分を吸ってしまって無水調理で焦げそうだったので、味が薄まるのを覚悟で水を足して炊いた。
悪戦苦闘の末、なんとか薄味の炊き込みご飯(厳密にはもち米も混ぜているのでおこわに近い)ができた・・・(ふぅ~、疲れた
)。
ぶっ壊れた炊飯器は、私が持ち主になって17年経っていたもの(中古品)。
そんなに年季が経ってるようには見えませんよね?
出会いは、渡米準備のために寮・送迎付き製造派遣業に勤めていた時。
その頃、私は事務をやっていて、事務所に運ばれてくる退寮者の備品(レンタル品や置いて行った物)を目にすることが多かった。
私の入社以前は炊飯器もレンタルしていた時期があったとかで、それが1台回収されてきた。
それが出会い。
「これ、いいですね。借りることできませんか?」
それまで退職者が置いて行った電子レンジをもらってレンチンご飯を食べていた私には欲しい物だった。
「ああ、いいよ。好きなだけ使って」
と、所長の許可を得てタダで貸してもらったものなのだ。
私の前に何人に何年使われたのかは知らない。
レンタル品の割にはコンディションが良かった。
結局、リーマンショックの影響で事業所は撤退、私も予定より半年早く渡米することになったのだが、
その時に「好きな物、持って行っていいよ」
と、所長に言われて、
この炊飯器持参で渡米したのだった。
シンプルな機能しかなかったのが幸いしてか、
電圧の違うアメリカでも炊飯でき、日本に戻って2年目で大往生を遂げた。
最期は帰郷させてあげられた。
長年、お疲れ様でした。
ありがとう!