<前回までの登場人物>

悲劇のヒロインA子70代前半。銀爺の上の妹。おっとりした性格

A子の妹B子60代半ば。銀爺の下の妹。医療従事者。火に油を注ぐタイプ

A子の夫C夫80代前半。この5年くらい全盲に近い盲目。インテリだが毒舌頑固

A子の前夫との間の娘D:多分40代。夫は年収1億円以上のお金持ち

 

<前回までのあらすじ>

クリスマスの日、A子が「〇殺したい」とB子に訴え、B子はA子を精神科医療施設へ入れてしまう(日本人の感覚からしたらB子は過剰反応に思えるのだが・・・)。

A子がメンタルをやられた原因は「C夫の生活介助疲れ」が溜まっているところへ「D子に家庭問題を打ち明けられたこと」(離婚問題か子育て問題と予想。今の所私らには伏せられている)で一挙に着火、爆発した様子。

 

キラキラ続報キラキラが届いた。

 

A子は症状が安定したので精神科施設を出てB子宅預かりとなった。

そうなると、C夫の面倒を見る人がいなくなってしまうので、銀爺の弟の嫁(60代半ば。E子としよう)が隠居の身なので時給20だか25ドルだかで家事をやってもらうことになった。

A子はB子宅で姉妹喧嘩から再びメンタルを崩壊させ(この二人はよく喧嘩する。それにB子にはどこか愉快犯的に他者を不幸に導く性格の歪みを感じるので、私なら絶対に相談を持ち掛けない)、再び精神科医療施設へ逆戻りとなる。

A子はB子に「もう、あなたの世話にはならない」くらいの啖呵を切ったらしいので、今度は施設からD子宅へ移ったという。 ←今ココ

 

 

<日本の視聴者(私)の感想>

A子・C夫夫婦はそこそこゆとりある老後を送っているのだから、C夫の生活介助に手がかかる分、もっと早くから家事全般をヘルパーに代行してもらえば良かったのに・・・と思う。

しかし、この夫婦(特にC夫)、根がケチだから、A子の労力頼みだったのだろうな。

日本人の金銭感覚からしたらアメリカ人(もっと広く西洋人かも)は結構ケチに見えるし、女性の地位が高いと言いつつ、日本みたく妻が家計の全権を握れていないケースが多いので(我が家は日本に住んだら日本流で合意、私が全権を握っている)、家事代行にお金を払うことに理解を得にくい(妻の側からは頼みにくい)のかもしれん。

そもそもアメリカには日本のような介護保険制度が無いので、システマティックに料金一部負担でプロのサービスが受けられないという根本的な社会問題もある。

「医療・福祉にあまり力入れたくないから、その分、年金多めにあげる。それでテキトーに老後は賄ってよね」っていうアメリカの方針の身内投影なんだ、と実感した。


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