私の症状に応じた治療に関する内容となりますので、シモ系の話も含まれます。

 

≪まさかの抗がん剤(シスプラチン)1回休み≫

“投与後また熱が出るんだろうな・・・。でも、これを乗り切れば残すところあと1回!”と、気分を奮い立たせて臨んだのに、血液検査の「Neut(好中球)実数」が0.81と前回の半数以下になってしまい(感染症に罹りやすい状態)、「抗がん剤投与を今回はお休みしましょう」と主治医に言われて肩透かしを食らった。

「まあ、抗がん剤は放射線の補助みたいなもんですから・・・」

(そうだったんかい!?びっくりとも言われたな。

1回休みの分は後に挽回するわけでもなく、当初予定より減った回数で終了となるらしい。

ラスト1回は最終日に予定されているので、熱が出ようが翌日は自宅で好きなだけ寝込んでいられるので、気はラクだ。

 

 

≪生まれて初めての消化器外科≫

“消化器科”は聞いたことあるけど、“消化器外科”とはなんぞや?

主に消化器系の癌手術などを行っている科らしいのだが、私が診てもらうことになったのは

妊娠期に始まり、かれこれ40年くらいの痔主歴を自認している。

いわゆるイボ痔の類で、出血は無いが秋~冬にかけて冷えてくると1回くらいジーンと疼き、市販の座薬を数日寝る前に注入すると治るので、医者にかかったことはない。

アメリカで一度だけ患部が露出した気がしたことがあったが、それでも市販薬で治った。

今回は放射線副作用で10日以上続く下痢が痔を悪化させ、ジンジンと響く

色々な薬を経口、点滴で体内に入れているので、むやみに市販薬も使えず、主治医に打ち明けたら、抗がん剤投与が中止になったおかげで時間が空いたため、すぐ消化器外科の医師の予約を取って下さった。

その病院には肛門科がないので、消化器外科の担当となるらしい。

消化器外科に行って初診の問診票を記入している途中で診察が回ってきてしまい、少し医師と話した後、触診とカメラで肛門内外を診察。

「患部の露出はありませんよ。内部も・・・イボ痔のようなものはありません

綺麗な肛門をしていますよ。(響かない誉め言葉・・・)少し切れているのかもしれませんね」

との所見だった。

指やカメラを入れられた時、それなりに患部に触れた痛さを感じたんだけどな。

「でも、痛みがあるのなら、塗布と注入両用できるチューブタイプの座薬を出しておきますので、寝る前に使って下さい」

・・・ということで、自称“山婆痔主説”は否定されてしまった。

この先も市販薬で対応すれば十分ということだけはわかった。

 

≪珍妙な脱毛≫

抗がん剤シスプラチンと放射線リニアック双方の副作用として「脱毛リスク」はそれぞれの医師より伺っていた。

しかし、その両方を受けたがんサバイバーさんは「頭髪脱毛しなかった」との報告をしていたので、医師の話は個人差ありきの話として受け流していた。

・・・が!物申す

最初の異変はまつ毛の部分ハゲの発見から始まった。

右目に3ミリくらいの幅でまつ毛が無い箇所を発見、最初、ものもらいでもできたのかと思ったくらいだ。

鏡に近づいて見たら、細いまつ毛が数本生えていて、ハゲというよりは、たまたまの生え変わりなんだろう・・・と思い直した。

次に「これはやっぱりおかしい・・・」と、脱毛を確信したのは陰毛だった。

私は膀胱炎に罹ったので、この治療が終わるまでは頻尿&尿漏れアクシデント防止のためにナプキンを使用することにしている。

トイレに行く度、そのナプキンに必ず数本陰毛が突き刺さっているのだ。

「いや、そんな毎回なんてあり得ないから!」

と、只事ではないと感じた。

めぼしい体毛チェックをしてみた。

そういえば眉毛も細くなって、病人に徹して何も手入れをしていない割には行儀よく収まりが良い。

腕や足のムダ毛も細くなって目立たない。

極めつけは、鼻毛

ほぼ産毛状態になって鼻の穴の見通しが良くなった。

しかし、頭髪については、細くなったり、抜け毛が増えたりといった変化は感じられない。

なんともフシギな脱毛だ。

でも、「副作用としての脱毛はアリ!」だ。

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